融資申込み前に融資条件がわかるJ.Score(ジェイスコア)
J.Score(ジェイスコア)はみずほ銀行とソフトバンクが共同で設立した会社で、AIスコア・レンディングはその会社が提供する個人向け融資サービスの名称です。聞きなれないサービス名ですがカードローンです。
J.Score(ジェイスコア)が注目される理由は、フィンテック(金融とITを融合したサービス)を使った先進的な審査方法だという点です。
人工知能であるAIが僕らの審査を行い、「この人ならこういう条件で融資しましょう」と判定する日本初の仕組み。今までブラックボックスだった審査がスコア化(点数化)されて見ることができるので透明性が高いです。
何より使い勝手の良いことが、融資申込み前に借入可能額と金利の目安を知ることができること。無料のAIスコアを行うことで、個人情報を入力することなく自分の融資条件(金利と限度額)が確認できるのは画期的です。
実質年率 | 利用限度額 | 審査時間 | 即日融資 |
0.8%~15.0%※ | 10~1000万円 | 仮審査最短30秒 | 最短可能 |
申込年齢 | 総量規制 | 来店必須の有無 | 職場連絡 |
満20歳以上満70歳以下 | 対象 | ネットで完結 | あり |
※貸付利率(実質年率)0.8%については、みずほ銀行、ソフトバンクまたはワイモバイル、およびYahoo!JAPANとの情報連携を行った場合に限り適用されます。
AIスコア・レンディングとは?
J.Score(ジェイスコア)のAIスコア・レンディングを分かりやすく短めに言うと、
- AI(人工知能)が、
- 融資を受けたい人の信用度に点数をつけ、
- 融資条件を決める
- 無担保のカードローン
です。
僕らの入力情報をもとにAIが信頼性を審査し、スコア(点数)で結果を出してくるわけですが、一般的なカードローンとの大きな違いは、膨大なデータ(ビッグデータ)の分析結果も踏まえて判定を行う点です。
ちょっとむずかしい内容なので有利、不利がわかりにくいですが、僕らにとっては有利になるサービスだとぜにぞうは思っています。というのは、借りたい人の「現在の」状態だけで判断するのではなくて、世の中にある大量で多種多様なデータをもとに分析し、「この人はこんな可能性を秘めてるんじゃないか?」と「将来の」可能性を加味して審査してくれるからです。
なお、AIスコア1000点満点中、600点以上あれば融資をうけることができます。
日刊工業新聞の記事の「フィンテックの普及で消費者金融は大打撃を受け、2025年には2015年と比べて利益が半減」という情報のように、今後、カードローンの世界は様変わりして、フィンテックを使った審査が主流になるとぜにぞうは予測しています。
J.Score(ジェイスコア)のAIスコア・レンディングは、まさにそのフィンテックを活用した草分け的存在。まだ始まったばかりのサービスで今後さまざまなサービスが追加されていくと思うので、関係を持っておくと先行者メリットも期待できるとぜにぞうは密かに注目しています。
今までの審査で光があたらない部分も評価対象に!
日本初のサービスと言われるだけあって、J.Score(ジェイスコア)の信用力判定は、今までとはまったく違う考え方が基礎になっています。
一般的なカードローンは申込時に申告した情報のみ、つまり申込みした時点の自分の状況その一点にフォーカスされて審査されます。これだと今ダメなものはダメ、といったようにかんたんに結論付けされてしまいやすいです。
でもJ.Score(ジェイスコア)は、それらの情報に加えて、必ずしも重視されなかった僕らユーザーの可能性を加味することで、信用力をもっと公正にみようという発想をしています。
ビッグデータとスコア化がキモ
ビッグデータというのは、世の中にあふれている大量かつ多種多様なデータのことを指します。
ライフスタイルや人生設計、消費行動やいつどこでお金が必要か、と言った一般消費者のデータが無数に集まっている状態を想像するとわかりやすいです。
そのビッグデータをAI(人工知能)を使って将来の可能性を予測して、その結果をスコア化(点数化)し、その水準によって金利や極度額といった条件を決める新しいスタイルです。
一個人の、しかもいっときの状態だけで信用力を判断するのではなく、たくさんの情報をもとに、より正しい審査を目指しているという意味で「公正」といえます。
申込みから審査・契約までの流れ
何はともあれサービスを受けるためのアカウントを作成することから始めます。アカウントといってもLINEのアカウントを作成するような気軽さでOK。無料で作成できます。また、メールアドレス以外の個人情報はいっさい不要なので構える必要はありません。
実際に融資を受けるまでの全体の流れは以下のようになっています。
1.メンバー登録(アカウント作成)
↓
2.AIスコア算出
↓
3.融資条件が表示
↓
4.融資の申込み
↓
5.メールで仮審査結果が届く
↓
6.書類の提出(スマホ完結)
↓
7.契約の手続き(スマホ完結)
↓
8.振込みで融資を受ける
上記3の「融資条件の表示」までは、個人情報の入力が不要、信用情報機関を使われることもありません。
融資を受けられるかどうか、そして融資条件(金利と限度額)の目安を事前に確認できるので、精神的にもいいですね。やみくもに申し込んで申込みブラックになることも避けられます。
アカウント作成の流れ
最初に行うアカウント作成が少しステップが多いですが、以下のような流れになっています。
1.公式サイトの「いますぐAIスコアをはじめる」をクリック
↓
2.メールアドレス、パスワードを入力
↓
3.同意事項を確認(「同意する」をクリック)
↓
4.「アカウントを作成」をクリック
↓
5.メールアドレスに認証コードが送信されます
↓
6.メール内のリンクをクリック
↓
7.認証コードを入力し「送信」をクリック
↓
8.認証完了
↓
9.ログイン画面が表示されたら、メールアドレスとパスワードを入力しログイン
この後から診断が始まり、チャット形式で18の質問に答えていきます。
個人を特定しない、かんたんな質問だけなので気楽に答えられます。そして入力が完了すると、すぐにAIスコアが表示されます。
ちなみに、ぜにぞうのスコアはナイショにしておきますね。良くても悪くても、その理由を詳しく説明できない以上、参考にならないので。
AIスコアが599点以下だった場合に自力でスコアアップさせる方法
この時点であきらめるのはまだまだ早いです。AIスコア・レンディングのポイントは、僕らが入力する情報が多ければ多いほど、基本的にスコアが高まる仕組みになっている点です。
基本の18の質問以外にも150個ほどの質問が用意されているので、まだ8分の1程度しか回答していません。回答は任意ですが、データを提供すればするほど信頼性と可能性が反映し、AIスコア600点以上に達することができるかもしれないので、積極的に入力してほしいです。
追加の質問に答えるには画面上部にあるメニューの「スコアアップ」を選択してください。下のような画面になっているはずです。

用意されている質問のジャンルは、
- 生活(趣味/所有品)
- 性格(性格診断テスト)
- ウォレット(収入や主な支出)
- ファイナンス(金融資産)
- プロフィール(学校/会社/TOEIC)
です。

例えば、どんなゲームが好きか?とか、どういった車に乗っているか?といった気楽に答えられる内容ばかりなので、積極的に入力して自分をわかってもらうようにして評価アップを目指すといいと思います。
ちなみに全部の質問に一気に答えると30分程度かかります(汗。なので「少しずつ回答→スコアを確認」を繰り返せばよいと思います。
「1万円貸してくれない?」もし友人にそう頼まれたら、まっ先に思うのが「ちゃんと返してくれるかなあ?」だと思います。
よく知っている相手なら、友人の日ごろの金づかいや言動、性格、仲の良さがわかっているので信用度をはかることができますよね。
でも、ただでさえお金を貸したくないところに、よく知らない相手だったら、いくら困っていそうでも悩むはずです。一方で相手のことがわかればわかるほど、「まあ、こいつなら貸してもいいかな」に近づくと思います。
そういった僕らの頭の中で考えることに近い働きをしているのがJ.Score(ジェイスコア)のAI審査です。
以上ここまで全体の流れを説明しましたが、YouTube動画(3:08)に概要がまとまっていますので、よかったらおさらいしてみてください。
▼J.Score(ジェイスコア)概要説明動画
※クリックすると音が出るので注意してください!
審査について
フィンテックを活用した先進的な審査方法だという華やかさと、今までにない商品のワクワク感がありますが、だからといって審査がやさしいわけではありません。
というのも、上限金利が年15.0%という低い水準なので、必然的に審査ハードルは高くなっていることが想像がつくからです。
融資会社は回収できないリスクを金利に反映しているので、金利が低くなればなるほどリスクを低く見積もっていることになります。リスクを低くおさえるためには、信用度の判定基準をあげるのが自然です。
ぜにぞうはJ.Score(ジェイスコア)の中の人間ではないので断定はできませんが、貸金業者マン時代のセオリーから考えたら、審査は厳しめかなと思っています。
そして、融資申込みの前に条件がわかるのは大きなことで、電話やメールで審査落ちのつらい思いをすることがないこと、信用情報機関に融資申込み情報が記録されないことはありがたいです。
スコアがよくても本審査で審査落ちになることも
AIスコア600点以上あれば、融資申込みできるわけですが、仮にスコアの値が高く、融資を受けられると判定されたとしても、融資が保障されているわけではありません。
というのも、AIスコアの段階では信用情報はまったく考慮されていないからです。本申込みをしてはじめて個人信用情報機関に登録されている信用情報を見にいくことになるので、以下に該当する場合は、高スコアでも審査落ちしてしまう可能性が高いです。
- 現在、他のローンを滞納している
- 5年以内に自己破産・債務整理等の経験
- 2年以内にローンの遅延・滞納が3回以上
- 3社以上の他社から融資を受けている(住宅、目動車等のローン除く)
ウソの申告で高スコアを狙うのは損
隠すことでもないので言いますが、自分の情報を偽って入力することで高スコアを狙うことはいくらでも可能です。でもそれは絶対やめてください。損をします。
審査時に相違があれば審査落ちしてしまいます。はじめから審査に通らないレベルだったのならまだあきらめがつきますが、この申込者はウソをつくような人だと判断をされ大きなマイナス評価となって、本来なら融資を受けられたかもしれないのに審査落ちしてしまうリスクがむちゃくちゃあります。
融資会社の審査ノウハウはばかにできなくて、矛盾を見つけることにもたけているので、気持ちはわかりますが正確な情報を入力するようにしてください。
審査時間
融資の申込み自体は、スマートフォン、パソコンから24時間いつでも行うことができます。
仮審査の結果はメールで届くのですが、申込みから回答までの審査時間の目安は、問い合わせの回答によると1時間~3時間と幅があるようです。
在籍確認は必須?
仮審査の通過後に在籍確認があります。在籍確認がまったくないローンというのは基本的にないので、そのあたりは他のローンと同じです。
在籍確認はJ.Score(ジェイスコア)から勤務先への電話で行われますが、社名は名乗らず審査担当者の個人名で電話がかかる形になっています。
もし、会社に電話がかかってきても取り次いでもらえないとか、個人情報にかかわることはいっさい答えないルールにしているなど特殊な事情がある場合は、お客さま専用フリーダイヤルへ電話をすることで相談にのってもらえるようです。
誰でも申し込みできる?
20歳以上でかつ日本国内に居住していれば、AIスコアと融資条件の算出が利用できます。その先の融資の申込みは、満20歳以上満70歳以下で一定の安定収入があることが条件になっています。
この条件を満たしていれば、パート・アルバイト・学生でも融資を申込むことができます。
J.Scoreがメインに考えている顧客層は、特に夢を追い求める若い人です。資格取得や留学など、自分の夢を実現するために前向きな借り入れをしてほしい、その応援をしたいというスタンスです。
なので、スコアにはユーザーの将来的な年収の推計が盛り込まれています。つまり、将来のキャリアを高めようとする人の自己投資に対しては期待値が加わり、より有利な借り入れ条件を提示するようになっているので、年収が低いからといって引け目を感じなくて大丈夫です。
申込みに何が必要?
融資の申込みの際には、以下の書類が必要になります。
- 本人であることを確認できる書類
- 収入を証明できる収入証明書
提出するタイミングは、仮審査の承認メールが届いた後で、提出方法は至ってカンタン、スマホなどで撮影した画像データをインタネット上でアップロードするだけです。
本人確認書類
以下の「【A】より2点」、または「【A】より1点と【B】より1点の計2点」の提出が必要です。
【A】
- 運転免許証・運転経歴証明書
- 健康保険証
- パスポート
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 在留カード
- 特別永住者証明書
【B】
- 住民基本台帳カード
- 住民票・住民票記載事項証明書
- 戸籍謄本または抄本
- 印鑑登録証明書
- 所得証明書
- 納税証明書・納税通知
- 公共料金(水道・電気・都市ガス・NTT・NHK)の領収書
※いずれも有効期限内または現在有効である書類のみ受付可能
※【A】は「氏名」「現住所」「生年月日」の記載があるもの、【B】は「氏名」「現住所」の記載がある本人名義の書類のみ受付可能
※【B】で有効期限の記載がない書類の場合、領収日付の押印又は発行年月日の記載があるもので、かつその日付が6ヶ月以内のものに限ります
※【A】に記載された住所と、申込み時に入力された現住所が異なる場合は、【A】より1点と【B】より現住所が記載されている資料2点の計3点の提出が必要
※公共料金の領収書は、その他の書類で「氏名」「現住所」が確認できている場合に限り、同一世帯(現住所が同じ)の家族名義でも受付可能
※学生の方は、「学生証」に加え、【A】より2点、もしくは【A】より1点と【B】より1点の計3点の提出が必要
※外国籍の方は、「在留カード」または「特別永住者証明書」に加え、【A】より1点、もしくは【B】より1点の計2点の提出が必要
収入証明書類
年収確認のため、以下の「収入証明書類」の提出を求められる場合があります。
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書、納税通知書
- 確定申告書
- 所得(課税)証明書
- 給与明細書
※J.Score(ジェイスコア)との契約金額が50万円を超える場合、または、J.Score(ジェイスコア)との契約金額が50万円以下となるものの他の貸金業者での利用額を含めた合計金額が100万円を超える場合は提出が必要
※上記の金額にかかわらず、年収確認のため「収入証明書類」の提出を求められる場合があります
金利と利用可能額
金利は年0.8%~15.0%、借入限度額は10万円~1000万円に設定されていて、これらがAIスコアごとに下表のように決まっています。
▼AIスコアごとの金利と極度額
ちなみに、みずほ銀行、ソフトバンクまたはワイモバイル、およびYahoo!JAPANとの情報連携するだけで、金利が最大年0.3%下がる設計になっています。(年0.8%は両社の情報連携後の金利)
大手カードローン金利と比較
上限金利年15.0%は、消費者金融の標準上限金利年18.0%と比較すると、ずいぶん有利です。
ちなみに、J.Score(ジェイスコア)の母体のひとつでもある、みずほ銀行のカードローンは以下のような内容です
▼(参考)みずほ銀行カードローンの金利体系
ご利用限度額 | 金利 |
10万円以上100万円未満 | 年14.0% |
100万円以上200万円未満 | 年12.0% |
200万円以上300万円未満 | 年9.0% |
300万円以上400万円未満 | 年7.0% |
400万円以上500万円未満 | 年6.0% |
500万円以上600万円未満 | 年5.0% |
600万円以上800万円未満 | 年4.5% |
800万円 | 年2.0% |
*借入金利は変動金利で、金融情勢等により見直される場合があります。住宅ローンの利用でみずほ銀行カードローンの金利は年0.5%引き下がり、引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。
みずほ銀行カードローンの上限金利は、メガバンク、地銀と比較しても筆頭にあげられるくらい競争力がありますが、それを上回る金利水準なのはかなりの魅力。
低金利の適用は決してタカネの花ではない
もうひとつぜにぞうが特記したいのが、J.Score(ジェイスコア)なら小額融資でも低金利の適用を受けられる点です。
一般的なカードローンは、融資額が高くなるほど低い金利が設定されます。つまり、高額な融資を申し込まない限りは低金利は望めません。
例えばみずほ銀行カードローンでいえば、金利年2.0%を狙おうとしたら800万円の融資でないと手が届きません。
融資申込みの際に、「適用金利は低い方がいい、でも融資額を高くすると審査が厳しくなるし、うーん、どのゾーンを狙おうか」と悩む必要がありません。
他社よりも低い金利で借りられる理由
一般的にカードローンの金利には、融資会社が自分の身を守るために、融資したお金が回収できないリスクを上乗せしています。
なので、このページの前の方で説明したように、信用度の判定基準をあげてリスクを低くおさえているということは想像できます。
でも、ぜにぞうの分析だとそれだけが理由ではないと思っています。
一般的に銀行系カードローンは、バックに保証会社を持っていて、審査、督促、回収の業務を任せています。
その対価として保証会社に保証料を支払っているのですが、その分のコストを適用金利に上乗せしています。
ところが、J.Score(ジェイスコア)は保証会社の保証を受けずに、審査、督促、回収まですべて自社で行っているので、その分コストがおさえられています。
また、「きちんと返済できる人に、無理のない範囲で貸す」スタンスだから抱えるリスクが低いこと、店舗を持たないローコストな運用が可能なことが、金利を低く抑えられているというのがその理由です。
みずほ銀行、ソフトバンクまたはワイモバイル、Yahoo!JAPANと取引がある場合は、情報連携するだけで金利がそれぞれ年0.1%、最大で年0.3%下がる有利な条件が手に入る可能性があります。身元がわかっていてリスクが軽減される分、金利を下げられることができるわけです。
また、金利が下がること以外にも、情報連携しておくことでメリットがあります。みずほ銀行、ソフトバンク、Yahoo!JAPANが持つ情報を連携することでスコアがアップする設計になっているからです。
「オレは高額な預金残高を持っているわけじゃないし、関係ないね」という場合でも、例えば給与振り込みやクレジットカードの引き落とし、各種お支払いの口座としてみずほ銀行の口座を使っていれば、家計の健全性や返済能力を判断する際にプラスの評価につながります。
またソフトバンクの支払いを遅れなく続けていれば、やっぱり評価が高まります。
J.Score(ジェイスコア)の総量規制について
ジェイスコアは、業態としては貸金業者なので他の消費者金融と同様のルールが適用されます。そのため、総量規制の対象となり年収の3分の1以上の融資を受けることはできません。
貸金業登録番号 | 関東財務局長(2)第01510号 |
---|---|
日本貸金業協会会員 | 第005986号 |
貸金業登録日 | 2017年2月16日 |
貸金業者なので商売が貸金業法にしばられ、また日本貸金業協会の会員でもあるので貸金業協会が定める自主規制にも従わないといけません。なので、法的な部分は大手貸金業者と条件が変わらないと考えておきましょう。
借入れについて
これも特徴のひとつですが、借り入れ専用カードは発行されません。スマホやパソコンからの操作で、自分の金融機関口座へ振り込んでもらうスタイルです。カードレスなので、コンビニATMなどでサクッと借りるという使い方はできません。
ただ、あまり不便さは感じないと思います。というのも、平日22時55分、土曜21時40分、日曜であれば16時40分までにスマホなどから借入の利用手続をすれば、原則当日の振込みとなるので、急ぎの場合でもある程度カバーできます。
前日の夜とか、朝の通勤時、昼休みなどにスマホから手配すれば、その日のうちに口座に入金されるので、 あとはキャッシュカードで出金するだけ。借り入れカードとそれほど利便性の差はありません。
また、ATMを使わない分、一般のカードローンだと必要になるATM利用手数料はかからないし、口座へ振り込んでもらう際の振込手数料はJ.Score(ジェイスコア)が負担してくれることを考えると、むしろ経済的メリットは一般のカードローンよりも高いと言えるかもしれません。
ちなみに、振込依頼の受付時間と振込実施時間の関係は下表の通りです。
▼振込依頼の受付時間と振込される時間
曜日 | 受付時間 | 振込実施時間(※) |
---|---|---|
月~金 | 0:00~8:00 | 当日9:00頃 |
8:00~22:55 | 即時 | |
22:55~24:00 | 翌日9:00頃 | |
土 | 0:00~8:00 | 当日9:00頃 |
8:00~21:40 | 即時 | |
21:40~24:00 | 翌日9:00頃 | |
日 | 0:00~9:00 | 当日9:00頃 |
9:00~16:40 | 即時 | |
16:40~24:00 | 翌日9:00頃 | |
祝日 | 0:00~24:00 | 翌日9:00頃 |
※記載の時間はJ.Score(ジェイスコア)が振込を行う時間で、口座への入金時間は利用している金融機関によって異なり、時間がかかる場合があります
当日中に融資受けられる?
すぐ上の表でもわかるとおり、祝日以外であれば、日中の所定時間内に振込依頼をすれば、当日中に口座で受け取ることができます。
ただ、銀行口座振込という融資の特性上、夜間の一定時間帯や祝日はどうしても翌営業日の受け取りとなってしまいます。ココが一般のカードローンと比較したときの唯一の弱点と言えます。
返済について
次の3パターンの方法があり、併用もできます。
- 口座振替による支払い
- 振込による支払い
- Pay-easy(ペイジー)で支払い
口座振替による返済
毎月26日が返済日になります。手続きは会員ページから行うことができ、口座振替手数料は無料です。
引落日のチェックを忘れっぽい場合は、登録しておくことをオススメします。
振込による返済
こちらはシンプルに、指定の銀行口座へ振込みする形で返済する方法です。
毎月の振込みを忘れてしまうリスク、振込手数料がかかってしまうことを考えると、メインの返済方法にするのは難点があります。懐事情に余裕のあるときの追加返済に使う位置付けがよいと思います。
Pay-easy(ペイジー)で支払い
ペイジーを利用して、銀行口座からJ.Score(ジェイスコア)指定の銀行口座への振込返済ができます。返済日は契約のときに都合のよい日を指定できます。
「Pay-easy(ペイジー)」が利用可能な金融機関でインターネットバンキングサービスを利用できる口座を持っていることが前提になりますが、振込手数料なしでインターネットから24時間365日いつでも返済することができるメリットがあります。
(参考)都銀・地銀でペイジーに対応している金融機関はこちら>>
返済期日について
振込みとペイジーでの返済に共通することですが、支払いは当初指定した返済日当日でなくても大丈夫です。返済日を含む14日前から返済できます。
例えば毎月27日が返済日だとしたら、下図の水色部分のように14日から27日の間が返済期間となります。ちなみにその期間以外の白い部分の日に返済すると、「支払いに余裕があるので追加で返済しておくね!」という扱いになります。

月々の返済管理のしやすさと、手数料をかけずに返済するベストな返済スタイルは、口座振替を軸にして、支払いの余裕があるときにペイジー、振込みを併用する、これがぜにぞうが考える理想のパターンです。
返済でありえるトラブル
口座振替を軸にしてペイジー、振込を併用するのが理想と説明しましたが、この方法をとったときにひとつ注意点があります。
口座振替の登録を行った場合は、ペイジー、振込みでの支払いはあくまで追加の繰り上げ返済になります。なので、引き落とし日の26日以前にペイジーもしくは振込みで支払いを行っとしても、口座振替の処理は止まりませんので、その点は勘違いしないようにしてください。
月々の最低返済額は?
月々の返済額は借入残高によって変動する方式になっています。といっても、これだけではイメージがわかないと思うので、J.Score(ジェイスコア)の返済シミュレーションを使って計算してみました。
年12.0%で借入れを行った場合を前提にしています。月の返済額だけでなく、何回の返済で完済するのか、支払う利息総額(概算)がいくらになるかも参考にしてください。
▼借入残高ごとの返済シミュレーション
借入残高 | 毎月の返済額 | 返済回数 | 利息合計 |
---|---|---|---|
5万円 | 2000円 | 29回 | 約7,800円 |
10万円 | 4000円 | 29回 | 約15,600円 |
20万円 | 2700円 | 34回 | 約36,600円 |
30万円 | 11,000円 | 32回 | 約51,900円 |
50万円 | 12,000円 | 55回 | 約149,900円 |
※回数と利息合計は借入日によって誤差があります
※返済の途中で追加借入れを行った場合は、その時の借入残高に応じて最低返済額、返済回数が見直しされます。
「一度借りるといつまでたっても返済が終わらないんじゃないの?」というイメージがあるかもしれません。
でも、J.Score(ジェイスコア)は極度額100万円以下であれば、借りた時点から3年~5年で返済が終了するように最低返済額が設計されています。なので、返済が長期化して底なし沼のように利息をとられる心配はありません。
保証会社について
J.Score(ジェイスコア)のカードローンには保証会社は存在しません。すべての業務を自社で行っています。
設立母体のみずほ銀行カードローンが、オリエントコーポレーションを保証会社にしているように銀行系のカードローンは基本、保証会社がバックにいます。
でも、J.Score(ジェイスコア)は自社完結なので、独自の審査基準を採用することができ、それが柔軟な審査を実現しています。
まとめ
かなり長いページになってしまったので、最後におさらいをかねてJ.Score(ジェイスコア)のメリット・デメリットをまとめてみました。
メリット
事前に融資可否、融資条件がわかる
申込みをする前にあらかじめ、融資を受けられるかどうか?受けられる場合の融資条件(金利と限度額)の目安がわかる仕組みになっています。
しかも、融資条件を確認するまでのステップでは、個人を特定する情報の入力が不要、信用情報に融資申込みの記録がされません。興味のある場合は、現状でどんな条件になるのかを確認することができます。
将来の可能性を審査に加味してくれる
一般的なカードローンは申込時に申告した情報のみ、つまり申込みした時点の自分の状況その一点にフォーカスして審査されます。これだと今ダメなものはダメ、といったようにかんたんに結論付けされてしまいます。
でもJ.Score(ジェイスコア)は「現在の」状態だけで判断するのではなくて、世の中にある大量で多種多様なデータ(=ビッグデータ)をもとにAIが分析し、この人はこんな可能性を秘めてるんじゃないか?と「将来の」可能性を加味して審査してくれます。
他社と比べて高度な審査シミュレーションになっているので、ちょっと違った判断がでてくる可能性があります。
データ提供が多くなればスコアアップする可能性がある
AIスコア・レンディングのポイントは、僕らが入力する情報が多ければ多いほど、基本的にスコアが高まる仕組みになっている点です。
基本の18の質問以外にも150個ほどの質問が用意されているので、基本の質問だけだとまだ8分の1程度しか回答していません。
回答は任意ですが、データを提供すればするほど信頼性と可能性が反映し、AIスコア600点以上に達することができるかもしれないので、積極的に入力してほしいです。
銀行カードローンの平均金利よりも低利で借りられる
経済的な部分では何といっても低金利で借りられることが最大のメリットです。
一般的な銀行カードローンの平均金利は年14.0%~15.0%、消費者金融にいたっては年18.0%が標準なので、J.Score(ジェイスコア)なら悪くても年15.0%の適用を受けられる点は見逃せません。
デメリット
融資申込み自体ができないこともありうる
AIスコアの値が基準に達していないと融資の申込み自体ができません。他社のカードローンよりも金利が低い商品なので、審査の基準値が高めになっている可能性が考えられます。
別の見方をすると、融資の申込みができないことで、そもそも審査落ちする業者に申し込んで信用情報にキズをつけることを回避できるメリットがあるとも言えますが、スコア値が基準未満の場合は、スコアアップするまで待たないといけません。
借入れ専用カードを持ちたい人には向かない
借入れ専用カードが発行されないため、コンビニATMなどでサクッと借りるという使い方はできません。
融資は口座への振込みのスタイルなので、いつもカードを携帯して、必要になった時にすぐ借りたいという人には向きません。
祝日の即日融資は受けられない
致命傷ではないかもしれませんが、祝日に振込み融資の申請をした場合、入金が翌営業日になります。