キャッシング審査に断られる3つのキーポイントを解説

消費者金融などでカードローン契約できるか、できないかを分ける関所のようなものが借入審査。これを通過できないと、当然のことですが、お金は手にできません。

審査で断られたら、泣こうがわめこうが、1銭たりともお金を借りられないわけですが、業者はどんな審査をするのでしょうか?

カードローンの申し込み時には、住所・氏名をはじめとする多くの情報を記入(または入力)することになりますが、それらから何を見ているのか?

価値観や好き嫌いの基準が人によって違うように、貸金業者の審査基準も業者によって微妙な違いがありますが、でも、「これをはずしたら、やっぱ貸せないよー!」という、どの業者にも共通する基準があります。

このページでは、業者は何を審査しているのか?どんな人が断られるか?のキーポイントを3つ解説しています。

↓このページの解説動画(4:31)↓

安定した収入があるか?

収入の高さではなく収入の「安定性」が重要

貸金業者としては、「貸したお金が返ってきて、なんぼ」の商売なので、審査で最も重要視するのが返済能力です。

万一、貸したお金を踏み倒されたりしたら、儲けの利息をとれないどころか、何十万、何百万円というポッコリあいた穴を自腹で埋めないといけないので、業者としてはとにかく収入面がいちばんの関心ごとです。

基本、収入のない人にはお金は貸しません。

じゃあ、収入があればよいかというと、「収入と借入額のバランス」という問題があるので、総量規制(年収の3分の1超)に引っかかると審査は通らないということはあります。

※銀行カードローンは、消費者金融と違って総量規制の制約を受けません。

金融庁「貸金業法Q&A」のQ2-12.参照
https://www.fsa.go.jp/policy/kashikin/qa.html

この収入に関して、重要なのが「安定した」収入なのかどうか?ということです。

例えば、月収30万円の公務員、民間企業の正社員、派遣社員、アルバイトの4人がいたとしましょう。3人とも月収30万円なので収入レベルは同じです。

でも、この先も「安定的」な収入が見込まれるか?という観点で見ると、公務員>民間企業の正社員>派遣社員>アルバイトという順番で、公務員がより安定的な収入が見込まれるとされるのが一般的です。

なので、収入が同じ複数の人が、カードローンを同時に申し込んでも、審査に通る人もいれば、断られる人もいるというようなことが起こります。

もちろん、審査項目はたくさんあるので収入だけが原因とは限りませんが、貸金業者はそういう見方をするということです。

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少額借入れの場合は、収入額をあまり気にしなくていい!

収入が大事と言っておきながら、少し矛盾した話に聞こえるかもしれませんが、少額のキャッシングをしたい場合は、収入額については、あまり気にしなくて良いです。

例えば、10万円くらいの借入れができればいいという場合は、月収が5万円であろうが、20万円であろうが、あまり変わらないということです。

年収に引き直せば、月収が5万円であれば年収60万円となり、理論上、年収の3分の1の20万円まで借入れできます。同じように20万円であれば、80万円まで借入れできます。10万円程度の希望額であれば、収入額の多い少ないを気にする必要はありません。

それに、申込書に記入する収入は、あくまで申告上の収入です。

消費者金融からすると、判断材料としては信頼性が低いので、収入証明書を要求しないといけないような金額でない限りは、申込者が気にするほど、額そのものをあまり重視していないということも言えます。

ブラックリストに載っていないか?

俗にいうブラックリストは信用情報機関に一定期間登録される

カードローンやキャッシングの審査の話題になると、ブラックリストという言葉がよく登場します。

ブラックリストというと、どこかに存在はしているんだけど、実態がわからない要注意人物リスト、みたいなイメージがありますが、実際には、そんな極秘リストのようなものは存在しません。

ブラックリストについて語り始めると長くなってしまうので、詳しい解説は「ブラックリストの真相」のページに譲りたいと思いますが、簡単に言うと、「借入れに関わる事故情報」だと思ってください。

返済の滞納や、借金の踏み倒し、自己破産といったようなものですね。

事故情報は、貸金業者同士が情報を共有している信用情報機関にきっちり登録され一定期間、保有されています。

外からは内部機構を見ることができないように密閉されているという意味で、ブラックリストならぬブラックボックス的な情報だとは言えますが、いずれにしても、一発退場となる事故情報がないかを業者は目を光らせているということです。

【参考サイト】

株式会社シー・アイ・シー/3つの信用情報機関の間で行われている交流ネットワーク「CRIN」について
https://www.cic.co.jp/confidence/exchange/crin.html

申込ブラックになっていないか

短期間に何社も申し込むのは信用審査でマイナス評価です

ブラックリストという言葉は聞いたことがあっても、「申し込みブラック」というのは、あまり聞いたことがないかもしれません。

明確な定義や決めごとがあるわけではないのですが、一般的に「1ヶ月間に3社以上、申し込む」状態が申込ブラックと呼ばれていて、審査が通りにくい原因になります。

なぜ、1ヶ月間に3社以上申し込むと審査が通りにくくなるかというと、普通は、そんなに短期間に何社も申し込むことはないですから、かなりお金に困っていて、金策に走っていると業者に判断されてしまうからです。

例えるなら、好きな人に告白した後に、すぐ別の異性に告白するってことは、まあ、あるかもしれませんよね。

でも、1ヶ月の間にたて続けに3人の異性に告白したって聞いたら、ちょっと引きませんか?それと同じ感じです。

カードローンの返済をするために、他社でキャッシングするようなケースなどが申込ブラックの代表例かもしれません。

それとは対照的に、別にすぐお金が必要ではないけど、万一、審査落ちした時に、他社にもう一度、申込みするのは面倒だから、時間短縮のために一気に申し込んじゃいたいとか、

いちばん条件の良い業者から借りよう、という戦略で同時に申し込む切れ者の人もいるかもしれません。

発想としてはすごく賢い方法なのですが、そういう場合でも、貸金業者は申し込みブラックとして扱う可能性が大です。手当たり次第に申し込んだとしか見えないですからね。

総量規制にも引っかからないし、返済能力も高そうだ、属性も悪くない、本来であれば審査に通るはずの人でも、申込みブラックと判断されると、通るはずの審査が通らなくなるということがあるので要注意です。

申込み情報は、最大で6ヶ月経過すれば、信用情報機関の情報から削除されるので、また申込みできるようになりますが、その期間、必要な時に借り入れできないということにもなるので、短期間に何社も申し込むのは避けたいところです。

仮に、1ヵ月に2社審査に落ちてしまった場合は、あわててすぐ別の会社に申込みをするのではなく、1か月以上間をあけてから申し込むようにするのが賢いやり方です。

どうしても審査が心配な人は。。

客観的データをもとに審査難易度を分析したおすすめカードローン

このページを読んでいる人は、多分、審査に不安感を持っていると思います。

そういう場合は、ぜにぞうが審査の通りやすさを客観的データをもとに分析したページがあるので、 少しでも可能性が高い業者を教えて!という人は、 そちらの業者を申し込み先の筆頭に考えてもらえればいいと思います。

あまり表に出ていない情報なので、読んで事情を知ったら、おそらく迷うことなくその業者が申し込みの筆頭になると思います。

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