ちょっと驚くかもしれませんが、消費者金融のキャッシング枠は、契約後、あれよあれよという間に増えていくケースがあります。

このページでは、なぜ融資枠がそんなに早く広がっていくのか、その真相を解説しています。

あと、ぜにぞうとしては、ちょっと注意しておいた方がいいかも!と思うことも書いているので、とりあえず小口で契約して、その後、増額狙うぞ!と思っている人は、ぜひ読んでみてください。

増額のお誘いは消費者金融から来る!

キャッシング枠の増額は、自分から申し出ないと実現しないと思われがちですが、実は、消費者金融業者の方から声がかかるケースが多いです。

総量規制が始まってからは、以前ほど簡単には融資枠が広がりにくくなったようですが、それでも早い人だと契約してから数ヶ月後に業者側から提案されることがあります。

『現在のご利用限度額を○万円に広げることができますが、どうされますか?』みたいに、、、

総量規制については下記ページで詳しく解説しています

素朴な疑問として、契約後まだ間もないのになぜそんなに早く増額できるのか?と思ってしまいますが、決して数ヶ月で信用がアップしたわけではありません。

借入れと返済を一定期間、事故なく実績を積み上げたという意味では、多少は信用も高まるということが言えなくもないですが、短期間で融資枠が広がる真相は消費者金融業者の戦略です。

増額は業者がお客を色分けしている証拠

消費者金融の商売は、お金を融通してそれに見合った利息を得るビジネスモデルです。利息を増やすためには、融資する金額を増やせばいいだけです。

業界での競争は、銀行が預金額を争うのと同じで、消費者金融の場合は融資残高になります。

この融資残高を増やすための方法は、新規顧客を獲得するか既存顧客の一人あたりの融資額を増やすかのどちらかです。

消費者金融サイドからすると、まっさらな状態の新規顧客を必死になって増やすより、他社からの借入れが少なく、自分の会社からたくさん借りて、しっかり返済してくれている顧客の融資額を上げる方がリスクがなく、一番効率的に利益が上がるというわけです。

そういうお客こそがありがたい存在なので、わずか数カ月間の返済実績で大きく利用枠を広げるという施策を実施しているというのが真相です。

「消費者金融側からのオファーで利用可能額が増えるのは、信用がアップしたのではなく、むしろ借金を増額してしまうリスクを増やしただけ」という見方があるかもしれません。

そのことについては、ぜにぞうはとやかく言うつもりはなくしっかり自己管理してね!と言うしかないです。

ただそんなことよりも、増額することで返済負担が変わってくる点を理解しておく事の方が大事だと思っているので、そのあたりのことを次に説明したいと思います。

増額した場合の返済負担の変化を知っておこう!

増額によって返済が違ってくると言われてもピンとこないと思うので、具体的な例で説明してみたいと思います。

例えば、契約時に30万円だった借入限度額が100万円まで増額されて、限度いっぱい借入れした場合の毎月の返済額を比べてみましょう。

業者によって違うので平均的なプロミスを例にしますが、30万円の場合11,000円ですが、100万円になると24,000円にアップします。月々の返済額が13,000円アップするのは結構辛いものがあると思います。

(金利は30万円の時17.8%、100万円で15.0%を前提にしています)

どうしても限度額を増額させることばかりに意識が向かってしまいますが、増額できたあかつきには、毎月の返済がキツくなることも忘れてはならない点です。

ただ、中には三菱UFJ銀行カードローンのバンクイックのように、毎月の返済額が増額しても低くおさえられているものもあります。

下の表は主要な業者ごとの借入残高に応じた毎月の最低返済金額を示していますが、どの金額帯においてもバンクイックがずば抜けて返済しやすいことがわかります。

借入残高に応じた毎月の最低返済金額

(単位:円)
5万円 10万円 20万円 30万円 50万円 70万円 100万円
バンクイック(注1) 2000 2000 4000 6000 10000 14000 20000
プロミス 2000 4000 8000 11000 13000 18000 24000
アイフル 4000 4000 8000 11000 13000 18000 26000
SMBCモビット 4000 4000 8000 11000 13000 18000 26000
アコム 3000 5000 9000 13000 15000 21000 30000

(注1)バンクイックの最少返済額は借入利率 年8.1%超の場合
※金利は70万円までは18.0%、100万円以上は15.0%を前提。ただし、プロミスは70万円までは17.8%。

理解したうえで有効活用しよう!

ここまでの説明で、もしかしたら増額という行為に対して否定的な印象を持ってしまったかもしれません。

でもそうではなくて、増額自体は万一の時に心強い存在になるので有効活用すればいいと思います。

いつまとまったお金が必要になるか分からないので、枠だけでも広げておけば有利なことはあっても不利はない、と悩むことなく増額提案を受けてしまうのが普通ですが、以上のような側面もあることを知っておくと視野が広がると思います。