この記事の内容をSNSで発信したら
間違いなくたたかれます。

でも個人的には
おかしな話だよなって思うんです。


4月から成人年齢が18歳に
なったじゃないですか。

それに関することで
ちょっと違和感があるんです。


新しいことを始めるのなら
リスクを伴うのは当たり前で、

そのリスクから逃げていたんじゃ
前進しないんじゃないの?

安全柵の中で守られながら
チャレンジしても

単純に面白くないし
成長しないんですけど、、、

っていう話です。

「やるぜ!」と心を決めたのなら保険をかけない方がいい

今まで20歳未満は親の同意がないと
お金を借りられなかったことは

知っていますよね。


それが4月以降は18歳、19歳でも
親の同意がなくてもローン契約を結べ
契約後の取消権もなくなりました。


これには賛否両論があります。

その是非については
ここでどうこう言うことはしません。

リスクを排除すると成長を阻害する

僕が引っかかった点は、

金融庁が18歳、19歳への貸金を監視して
業者から毎月報告を求めるという報道。


貸し付けた件数や金額、
返済状況などの報告を義務付けて

貸付件数が急増していたり
一人あたりの金額が多かったりしたら
業者から事情を聞くっていうんです。


目的は多額の借金を背負うことを
未然に防ぐこと(らしいです)。

要するに若年層が
悪徳貸金業者の餌食にならないように
保護するってことですね。



まあ、経験が浅いルーキーを
暖かい目で見てあげるってことは
一般的にはあると思います。


でも18歳以上を
成人とみなしたわけですよね?


成人ですから権利も責任も
いっちょまえなわけです。


リスクも背負って
大人として歩き始めるわけです。

なのに成人を保護するってわけ。


あなたは今日から大人です!
と言っておきながら

でも実は大人として認めてはいません
と言うようなもの。


アクセルとブレーキを
同時に踏むようなものです。



そんなやり方をしていたら
法律で認められた18歳、19歳への融資は
有名無実になるだろうし、
広がらないと思いますね。


すでにそういう流れになってます。

貸金業者へのアンケートによると
半数以上が18歳、19歳には融資はしません!

そう宣言しているんですよ。


国がブレーキをかけるもんだから
業者は消極的にならざるを得ない。

法律で認められているのに、です。


自由に商売させろよ!
っていうのが貸金業者の本音だ思います。


でも弱者である若者に融資したら
世間にたたかれるのが
分かっているから腰がひけるわけ。

適正に資金調達したい若者も
お金を借りることは悪いこと、
という意識が溶けることにはならない。


きっと18歳、19歳への貸付けは
腑抜けになると思います。

そうやっていつまでたっても日本は
お金に対する意識改革ができないと
思いますね。



日本はお金に関する教育の
後進国だと言われたりします。

そんな状況を打破するために
高校生の授業にお金や投資の科目が
追加されましたよね。


であれば、
18歳からは実践の教育フェーズです。


実践のフェーズで
保険をかけたり手加減していたら
真の教育にはならない。

そう思います。

18歳、19歳の当の本人たちはどう思ってるんでしょうね?

子ども扱いするなー!とか
馬鹿にされているって感じないのかなー。

それとも
保護してくれて感謝感謝!
って感じなんでしょうかね?


そのへんはわかりませんが、

そんな中途半端なことをするくらいなら
契約行為は20歳以上のままに
しておけばいいじゃん!

って僕だったら思います。


18歳くらいの判断力があれば
怖いもの、危険なものには
普通に近づかないものです。


その一方で
20歳以上の立派にみえる大人でも
穴にはまる人は、はまるわけです。

つまり年齢の問題じゃなくて
個人差だと思うんですよね。

年収の3分の1を超える借金はできない

そもそもですけど、
お金を借りることにリスクがあると言っても

年収の3分の1を超える借金は
できません。


過剰借入れができない縛りが
もともとあるんです。

学生ならバイト代は知れているし、
社会人として働いているとしても

18~19歳の年収は
容易に想像できますよね。

その年収の3分の1までしか
借りられないわけです。

どれほどのリスクなんでしょう?


失敗しても
ちょっと高い勉強代と思えば
よい経験だと思います。

こういう発言が
批判のかっこうの餌食になると
思いますけどね。

18歳は選挙権がありますよね

国の将来を託す国会議員を選ぶという
権利を与えられています。


そんな重責を担うに値する若者と
認められているわけですね。

個人のお金に関する契約リスクの
判断力は足りてないけど

国の代表を選ぶ判断力は
バッチリ保有しているぜー!
っていうのでしょうかね?

って思います。

裁判員も18歳以上で任命されます

刑事事件のジャッジをする
司法の一員になるんです。


これってすごいことです。

自分のお金回りをジャッジできない人に
人の人生をジャッジさせるんですかね?

なんかチグハグ。
そう思いませんか?

僕には違和感があります。

子どもが自転車乗りを克服するときだってリスクがあるじゃないですか

はじめは遊びから入るので
付き添い人が自転車をそっと支えたり
補助輪の支えがあったりします。


でも、あるときからいきなり支えなしで
転ぶことを承知で飛び出すじゃないですか。

いっちょ、やったろう!って。

転んで失敗して、でもそれで学んで
試行錯誤してチャレンジしてみて
上達していきますよね。


危なっかしいし不安に思いながらも
親も覚悟して子どもから手を離しますよね?

それを過保護にして
親が自転車を支えてあげていたら
いつまで経っても上達しませんよ。

返金保証のあるアフィリエイトの教材しか買わないなんていう人もいます

これもリスクから逃げている人。


自分に合わなかったり
続かないノウハウだったら損する
って考える。

覚悟がないから返金保証という
保険をかけているわけです。

キツイことを言うようですが
はっきり言ってそんな姿勢では稼げません。

腹を決めて自立して
走り出さない限り道は開きません。

僕は経験上そう感じています。

リスクがあるから成長する

リスクがあるからそうならないように
脳みそをフル回転させて考えるわけだし

辛くてもなにくそ!と思って
頑張る原動力になるんじゃないですかね?

そもそも守られた安全地帯で生きても
ワクワク、ドキドキもないし
単純に面白くない。



旅行や冒険や恋愛もそうじゃないですか?

何か起こるかわからない。

それが楽しいわけだし
自分の成長にもつながるわけです。

失敗しないように守られていたんじゃ
人生面白くないですよ。



新しいことを始めるときって
最初はいろんなゴタゴタがあります。

痛みもありますよ!

でもやってみて失敗して
そういう積み重ねがあるからこそ

徐々にならされていくわけじゃないですか。

はじめから保険をかけていたら
飛躍はできないと思いますね。


子供であれ大人であれ
人はだれでもいろんな難題や
ハードルにぶつかって、

時には誰かにだまされ押し流され、
多少の傷を負いながらも経験を積み

無数の分岐点を選択しながら、
成長していくものだと思うんですね。

守られすぎると成長機会が奪われて弱いスカスカの人間のできあがり

政治家は利権を守るためだったり
選挙に当選するため、

そういった目的があるから
正しいことに目をつむって
チグハグなことをします。

今の日本がその結果です。


政治家を批判するのが
今日のテーマではありませんが、

僕らは覚悟のない政治家のマネをしていたら
今の日本のような

なんだかなーっていう将来しか望めないと
僕は思います。


失敗したっていいじゃないですか?

というか肥やしにならない失敗は
ひとつもないですから。

ぜんぶ血肉になりますよ!


自分の中で「やるぜ!」と
心を決めたのなら

保険をかけたりしないで
突っ走るのが

良い結果につながると思います。