日に日に暖かくなってきましたね。

寒さが苦手な僕のような人間にとっては
うれしいかぎりです。^^


ただ、生活の不安は増すばかりで
心の方は一向にポカポカしないと感じる人は
多いと思います。

 

以前にもお話したことがありますが

僕は脱サラしてから
常に心にとめているのが


「自分を守れるのは自分だけ」


ということ。


この意識が
今後ますます必要になると思います。


最近、改めてそう思うに至った
僕の身近で起きた実話を例に
今日はお話ししたいと思います。


とんでもなく無意味で
当事者からしたら頭にくる内容。

中小企業を例にしますが
個人にも言えることですので
自分に置き換えて考えてみてください。

政策自体は良いことなのですが、、、


コロナの影響で売上が減少した
中小企業に対して
こんな国の支援策がありました。


昨年または一昨年の同月と比較して
売上が50%以上減少した月ごとに

20万円を上限に支援金を
支給するというもの。

 

大勢の従業員を抱える企業にとっては
月20万円は小金だとしても

規模が小さい企業になればなるほど
その価値は大きいです。

今回紹介する中小企業も
受給に向け申請をしたんですね。


支援の対象期間は
昨年4月から10月までの各月で
計7回申請したんです。

待たされた挙句、残念な結末

ところがなかなか審査の結果が出ず
やっと今年2月になって
「不支給」の決定がなされたんですね。

昨年4月分の支援金が
年を超えて2月になって
結論がでたというわけです。


そんなに時間がかかっていたら
もう倒れそうな企業にとっては
救済とはいえませんよね。

すぐに使えないわけですから。


しかも最終的に支給されればまだしも
支給しません!

という悲しい結末です。

 

不支給の理由は

・書類の不備がなかなか解消されない
・もしくは支給対象に該当しない

のどちらかのようですが

売上50%以上減少の
客観的証拠がある中なので

何が問題だったのか
当事者にとっては納得できませんよね。

本当の意味での救済であるなら・・・

ある程度のラインで
困窮状態を確認できれば

一旦、緊急避難的に支給して
事後的にチェックを入れることも
できるはずです。

 

審査担当者ではない部外者が
断片的な情報で批判するのは
違うかもしれません。


でも、耳に入ってきている複数の事例から
感じるのは、

要するに性善説じゃなくて
性悪説に立った審査なんでしょうね。


不正があることを前提に
困窮者を助けることが優先じゃなくて
不正排除が最優先なんです。


もちろん不正はダメですけど
これだけ経済が混乱している中

なんか優先順位が違うなと
感じます。

 

別に投げやりに言うわけじゃないですけど

人を助けるといっても所詮この程度のことです


家族や大事な人が困っているときに
同じことができますか?ってことです。

 

その中小企業の社長も
言っていました。


支給されない結果は悔しいけど
結論がでるまでの過程が許せないと。

 

申請後ずっと放置されたあげく
半年してやっと申請不備の連絡。


しかも申請後長期間経過しているとの理由で
解消期限を数日後に設定され、

あまり猶予はないよ
と言わんばかりの上から指示。

そもそも長期経過した原因は
どちらにあるんですか?


真摯にひとつの不備解消に努力しても
次は別の不備を持ち出される始末で
不備ループからなかなか逃れられない。

その繰り返しが10回以上。

小出しじゃなくて一度に言ってくれ!

そう叫びたくなるのも分かります。

 

そして不備通知の文章が
これまた意味不明。


不備内容は申請用のアカウントに
通知されるのですが

定型文でおおざっぱすぎて
どこをどう修正すればよいか
分からないんです。

まるで謎解きのような感じ


文章を解釈して
たぶんこういうことだろうと推測して
追加資料を提出しても

まったく同じ文章のまま
再び不備の通知が繰り返されます。

もうストレス満載。


困って相談窓口に電話しても
相談にのってくれる体制ではなく

審査部門とは連携していないので
詳しい説明はできないの一点張りらしいんです。


あまりにも大量の不備解消資料を
作るはめになり、

500枚入りのコピー用紙を全部使い切り、
数千円するプリンターのインクを
その作業だけに費やすことになるなど
散々だったみたいです。


終わりのない不備解消作業の人件費を
金額換算したら支給される支援金よりも
高くついたなんてことも言っていました。


こういった事例はこの企業だけでなく
僕は複数耳にしているので
特殊なケースではないと思います。

 


コロナで会社が倒れるかもしれない
苦境におかれた人に対する救済措置ですら
こんな状況です。


だれも本気では助けてはくれない、
そういうことです</h2>


まあそりゃそうです。

他人を助けると言っても
それ以上に大事なこと、優先することが
人はみんなありますから。


他人の立場になりきって
とことん限界まで損得勘定なしで
助けることなどできませんから。

これは仕方のない事です。

 

結局は「自分を守れるのは自分だけ」


自分以外のだれかを頼りすぎると
後で痛い目にあいます。


もしかしたら助けてもらえるかもしれない
そう思うことは間違っていませんけど、

「依存」は期待通りに行かなかったときの
衝撃が大きすぎます。


なにかに依存することから
少しずつでもいいので
距離を置いた方がいいです。

自分のために。

 

勘違いされるといけませんが、

別にだれの世話にもならないとか
一人で生きていこう!とか
そういうことじゃないですよ。


パンひとつ食べるのでも
空からパンが降ってくるわけじゃなく、

誰かが小麦を育て
誰かが焼いてくれて
そして誰かが運んでくれてはじめて
手にできるわけですからね。

一人では生きていけないのは
言うまでもありません。


そうじゃなくて他力本願はやめて
自分の力で自分(や家族)を守ることに
主眼を置いた方がいいということです。

普段の仕事、生活でも同じことがいえます

サイトアフィリで言えば
グーグルに依存したビジネスです。

検索経由でアクセスがなくなったら
ある意味お手上げ。

アフィリ報酬も途絶えます。

もっと言えば
広告主が撤退しても
アフィリは成り立たなくなります。


自分以外のだれかに
収入の根幹部分をつかまれていて

その人の顔色を見ながら
ビジネスをやっているわけですよね。


SNSやYouTubeだって
一方的にアカウントを
奪われることがあるわけです。

実際にそういうことが起きていますし。


そういったプラットフォームに
依存しきっていたら
いつか痛い目にあいます。

 

もちろん一切依存なしで
ビジネスはできないし、
生きていくことはできません。


でも、
なるべく自分でコントロールできる領域を
広げる方向にかじを切っていくことは
これからますます大事だと思います。

自分を守れるのは他人のだれでもなく自分だけ

年金だって損得勘定で考えるから
おかしなことになるわけです。


年金は保険くらいに思っておいて

まずは自分の力で食べて行くには
どうしたらいいか、何をすべきか、
何ができるかを考えるようにした方が
よほどストレスがありません。


自分の力である程度
食べていける算段がついたところに

あまり意識していなかった年金収入が
加わったら強いですよ。


500円コイン貯金を地味に続けて
何年か経って貯金箱を開けてみたら

予想外の高額でラッキー!!
みたいな経験ありませんか?

それと似た感じかもしれません。

 

自分の力でなんとかするって言うけど
そんな簡単なことじゃないじゃん!!


もちろん簡単ではないですけど
無理だと決めつけて何も行動しないのと

半歩でもいいので
足を前に出してみようと考えてみることの
違いは大きいです。


ブログの記事を書くのは
面倒くさいといって
ペンすら握らない人と、

面倒くさいけど
今日はテーマだけ考えてみようとか

文章を書くのは今日はしたくないけど
構成だけ考えてみようとか

1行だけ書いてみようとか


そんな感じで
少しだけ前進を試みる人とは

1年後の景色が全然違いますから。


何もしなければ何も変化は起きませんが
いやいやでも1行だけ文章を書くと

その流れで2行目、3行目が書けて
いつのまにかエンジンがかかって

気づいたら記事が書けていた
なんてことが不思議とあるものです。

 

「自分を守れるのは
 他人のだれでもなく自分だけ」


もし少しでも共感できたら
ちょっとだけ行動に移してください。


いっしょに頑張りましょうよ!