創業51年の老舗消費者金融フクホー

フクホーは、振込みキャッシングの消費者金融です。大阪にある中小規模のキャッシング業者なので知名度はありませんが、1967年(昭和42年)設立、創業51年の老舗消費者金融です。

通常、契約書類は郵送されるのですが、セブン-イレブンにあるマルチコピー機からネットプリントで契約書類一式を出力することもできるので、融資までのスピードアップや郵便物を回避したい時にはありがたいサービスです。

利便性では大手に劣りますが、他社にない特徴として元金自由返済方式、つまり利息だけの返済も可能なため、うまく使えば返済の自由度が高まります。なお、自営業主、会社役員、現在仕事をしていない人は残念ですが申込できません。

実質年率 利用限度額 審査時間 即日借入
7.30~18.00% 5~200万円※1 最短即日 困難
申込年齢 総量規制 来店必須の有無 職場連絡
20歳~65歳 対象 ネットで完結※2 あり

(貸金業登録番号:大阪府知事(06)第12736号、日本貸金業協会会員:第001391号)
※1 新規申込みの場合は、初回50万円まで。
※2 申込みはネット完結しますが、契約にあたっては書類郵送のやりとりが発生します。

新規申込みの上限は50万円

融資限度額は最大200万円ですが、新規申込みの場合は50万円が上限になっています。

「なーんだ、50万円までしか借りられないのかー?」と思うかもしれませんが、
ぜにぞうは逆にこれをポジティブにとらえています。
なぜかというと、わざわざ「50万円」という低い限度におさえていることがポイントです。

業者側の目線で考えると、
限度額を低めに設定すればリスクをおさえられることは言うまでもありません。

融資リスクをおさえて少しでも多く人に利用してほしいという戦略があるので、融資してくれる先を確保したい僕らにとっては好都合です。

即日キャッシングは出来る?

結論を先に言うと、フクホーでの即日借り入れはムリだと、ぜにぞうは分析しています。

フクホーの申し込みページヘ行くと、いきなり下の画像が目に飛び込んできます。

フクホーは即日融資可能の画像があるが実際には対応できない

トップページのいちばん目立つ場所に、「ネットでお申込み、即日ご融資可能♪」と人間で言ったらドヤ顔のよう書かれているので、業者のフクホーとしては、かなり自信満々だという印象があります。

でも、ぜにぞうとしては、フクホーさんには悪いんですが、ちょっと違うんじゃね?と思っています。

よくありがちなケースに、「審査状況や混み具合で翌日になることがあります」ということがありますが、フクホーはそういうレベルの理由ではなくて、物理的に即日融資はできません。

即日借り入れをはばむ最大の原因

フクホーの申し込みから融資までの流れは以下のようになっています。

  1. インターネットで申込み

  2. 審査結果の連絡

  3. 契約書類の記入

  4. 実際の借り入れ

問題になるのは、3つ目のステップの「契約書類の記入」です。

審査OKの場合は、電話で連絡が来るのですが、その際、8桁の予約番号が伝えられます。

実は、その予約番号は契約書を入手するための番号になっていて、セブン・イレブンにあるマルチコピー機を使ってネットプリントで契約書を取り出すためのものです。

もう察しがついたかもしれませんが、わざわざコンビニへ行かないと契約書類を入手できない上、そこからフクホーへ郵送しないといけません。

郵便日数を考えただけでも、即日融資は絶対にムリな話になります。

ネットを使った書類提出の環境がないので、正直お手上げというのが実情で、フクホーの店舗に足を運ばない限り、即日キャッシングは無理な状況です。

メリットにもデメリットにもなる元金自由返済方式

他社にないフクホーの特徴が元金自由返済方式があることです。

どんな方式かというと、少し乱暴に言うと、毎月支払いしないといけないのは利息で、元金は可能な範囲で自由に返済すればいい、というものです。

「元金の支払いは自由だぜー!」と喜ぶか、「元金がなかなか減らないからNGだね!」とネガティブに思うのかは、その人の価値観だと思います。

返済は楽チンだけど、元金が減らないのはちょっとリスクがある、というのが多数派だとは思いますが、ぜにぞうは、一時的に苦しい時にそういう返済方法に助けられた経験があるので、一概には悪いとは言いきれません。

自己管理が上手な人は、選択肢のひとつにはなりえると思います。(といっても、ぜにぞうは自己管理が下手ですが、、汗)

フクホーのちょっと残念なところ

審査通過後の契約時には、本籍地が記載された住民票原本が必要となります。

本人確認書類と融資金額によって収入証明書類が必要になるのが一般的なので、それに加えて住民票が必須という点は、ちょっと面倒と言わざるをえません。

ただ、少しの手間をおしまなければ融資を受けられるわけなので、そこのところは少しだけガマン、割り切って考えるべきですね。