Web完結のカードローンを徹底解説

カードローンのWEB完結という方法をよく目にするけど、いまいち何がWEBで完結するのかわからないっていう人も少なくありません。

WEB完結という言葉には、すべてWEB上の操作だけで完結するような響きがあるので、書類の郵送や電話すらないようにも解釈できますからね。

ただ、ひとくちにWEB完結と言っても、融資する会社によってカバーしている範囲にけっこう差があります。想像と違っていた!ということも起こりえます。

そこでこのページでは、利便性はもとより、バレずに使いたいというニーズを意識して、WEB完結の手続きを掘り下げていきたいと思います。

WEB完結とは?

カードローンのWEB完結とは?

WEB完結は、申し込みから、審査、契約までの一連の手続きを、ウェブから行える方法のこと。

注意しておきたいのは、「WEBで申し込みができる=WEB完結」ではないということ。申し込み自体はインターネットから可能でも、書類を郵送する手間があったり、契約のために店頭窓口や自動契約機に行く必要があったりしたら、WEB完結という言葉はしっくりきませんよね。

なので、スマホさえ握っていれば「一歩も移動することなく」契約までの手続きが完了することをWEB完結と定義します。

当サイトの勝手な意見を言えば、お金を借りることが目的なので、契約が完了した流れですぐ「初回借入れ」をウェブで手配できてはじめてWEB完結と呼びたいところですが、業界の共通認識に合わせて進めますね。

WEB完結の条件
  • インターネットから申し込みできる
  • 必要書類をWEBでアップロードできる
  • 契約の際、店頭窓口に行く必要がない

WEB完結はとても便利な方法ですが、「バレずに使いたい」という人のニーズを考えると弱点があります。それは郵便物からバレるリスクを完全に排除できていないこと。

いくら最初の手続きがウェブ上で完結したとしても、電話がかかってきたり、後日、自宅にカードや契約書類が郵送されてきたり、借入れした都度、利用明細書が自宅に郵送されたりしたらハラハラしますよね。

なので、できるだけ電話や郵便物のリスクを減らす方法も記事の中でお伝えしていきます。それでは、WEB完結について詳しく見ていきましょう。

電話はかかってこない?

Web完結でも電話を受けることもある。電話がくる前提で準備しておこう

手続きがWEBで完結するというくらいなので、審査の段階で本人あての電話はないだろうと思うのが普通。審査に必要な情報は申込フォームから入力してあるわけですからね。

ただ、基本的に電話はありませんが、何事も例外はつきもので、まれに電話を受けるケースがあります。審査上どうしても電話確認が必要と判断されれば避けられません。

電話がかかってきやすいケースを示して対策を伝えることは難しいし、ましてや「たぶん電話は来ません!」などと無責任なことは言えません。

なので、家族バレなどを心配するなら、電話がかかってくることを前提に最低限の対策をしておく必要があります。

できることとしては、金融会社からの電話が自宅の固定電話に入らないようにすること。そのためにすべきことは、申し込みフォームの入力情報で自宅電話を「なし」にして、携帯電話番号を登録することです。

たいてい携帯電話番号を登録すれば、自宅固定電話は必須ではありません。情報さえ渡さなければ、固定電話にかかってきようがなく、携帯電話であれば家族が出る可能性は低いですよね。

ちなみに、SMBCモビットのWEB完結は「電話連絡なし」が売りのひとつです。

ただこれは勤務先への電話がないということであって、審査の際に確認が必要になれば、本人あてに電話が入ることがあります。

Q&AサイトのYahoo!知恵袋を見ると、電話きた!というようなコメントが複数見つかります。

Yahoo!知恵袋の声

在籍確認はない?

在籍確認の電話は基本的に審査工程のひとつに組み込まれている

結論から言うと、WEB完結であっても勤務先への在籍確認の電話連絡はあります。

在籍確認は審査工程のひとつに組み込まれていて、しかもいちばん重要な審査項目ともいえる収入を裏付ける作業になります。なので省略されることは基本的にありません。

ちなみに、在籍確認の電話は会社名を伏せて担当者個人名でかかってきます。申込者本人が出るか、勤務先の取り次いだ人が「〇〇は只今席を外しています」といった感じで、勤務していることが確認できる返答をすれば完了します。

電話以外の方法で在籍確認をしてくれる場合もある

電話連絡以外の方法で在籍確認を行ってもらえるケースもある

そうは言っても、電話による在籍確認が事実上できない事情の人もいますよね。例えばこんなケース。

  • 個人的な電話を取り次いでくれない
  • 個人情報の取り扱いに厳しく、在籍の有無を答えてくれない
  • 職場が少人数で電話に出れない時間帯がある
  • 勤務先が融資会社の営業時間内に営業していない
  • 社員が多すぎて名前だけでは本人を特定できない

このような本人ではどうしようもないやむを得ない事情があるときに、審査に通る見込みのある人をしゃくし定規に門前払いするほど融資会社もバカではありません。収益を生んでくれるお客さんですからね。

申し込みが済んだ後、本人確認の電話があった際などに申し出ることで電話連絡以外の方法で在籍確認を行ってもらえることもあります。

ただし、審査担当者の判断による部分が大きいので、必ずそうしてもらえる100%の保証がないことを覚悟してのチャレンジになります。

「勤務先への電話連絡なし」のSMBCモビット

電話以外の方法で在籍確認をしてくれる確証もないのに、イチかバチか融資会社に頭を下げてお願いするのは気が引ける、ということもありますよね。

そこで、「勤務先への電話連絡なしで審査してくれる裏技とかないの?」と思っている人への提案ですが、SMBCモビットのWEB完結申込みであれば、勤務先への電話連絡がありません。

在籍確認のための勤務先への電話は、寝ていても息を吸うのと同じくらい審査では当たり前のことなので信じがたいかもしれませんが、他にはないSMBCモビットの特長です。

ただ、これを利用するには次の条件があります。

SMBCモビットで勤務先への電話連絡なしを利用するための条件
  1. 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの口座があり、その口座を口座振替による返済に利用できること
  2. 運転免許証またはパスポートの写しを用意できること
  3. お勤め先を確認できる書類として、以下の2つの写しを用意できること
    • 健康保険証(全国健康保険組合発行の保険証、または健康保険組合発行の保険証。国民健康保険証はダメ)
    • 給与明細書(直近1ヶ月分

勘違いしないように言っておきたいのが、SMBCモビットが在籍確認なしということではないこと。多くの人が、「在籍確認=勤務先への電話連絡」だと誤解しています。

在籍確認は勤務していることを確認する作業なので、必ずしも電話連絡である必要はないわけです。つまりSMBCモビットは、在籍確認が免除されているわけではなく、電話連絡以外の方法で確認しているということです。

利用条件の中に、お勤め先を確認できる書類(健康保険証と給与明細書)がありましたよね?それらの書類を組み合わせて判断しているわけです。

条件が合えさえすれば、電話による在籍確認が困難な人や、会社にバレないようにしたい人にとっては、SMBCモビットがニーズに合っていると思います。

カード発行タイプは2つ

Web完結のカード発行タイプは2つ。カードレスを選べるタイプもある

審査に通過し契約が完了すると、通常、自宅にカードが郵送されます。これが標準パターンでほとんどのWEB完結カードローンがこのタイプ。

カードを自宅に郵送することで本人確認を行っているので、転送や郵便局留めなどをすることはできません。家族に内緒にしたい人にはちょっと都合が悪いですね。

2019/12/7 追記
SMBCモビットが自宅以外でカードを受け取れるサービスを始めました。郵便局、コンビニを受け取り場所に指定できるので重宝します。


もうひとつがカードレスタイプ。プロミス、SMBCモビット、アイフル、レイクの4社のWEB完結は、カード非発行(カードレス)の一択です。カードの郵送がないので、郵便物を心配している人にとってはこちらが最適。

標準タイプ、カードレスのどちらも、手元にカードがなくても、契約完了した時点で自分の口座へ振込みキャッシングの手配が可能なのは同じ。

でも、カードレスの場合、セブン銀行ATMでスマホアプリを使って借り入れできるので、実質、カードを使ってATM利用するのと変わりありません。

ちなみに、SMBCモビットを除くカードレス3社は、後から希望すればカード発行が可能です。

郵便物は自宅に届く?

郵便物がいっさい自宅に届かないカードローンも存在する

すべてネット上で用件が済むイメージのあるWEB完結ですが、それは申し込みから初回借入れまでのこと。手続きが完了した後は、基本的に郵便物が発生します。郵便物が届くタイミングは2つあって、契約直後とATM利用時(出金・返済)。

まず契約直後ですが、一般的なWEB完結とカードレスの場合で違いがあります。一般的なWEB完結はカードと契約書類等が自宅に郵送されるのに対し、カードレスタイプは、郵便物がいっさいありません。なので郵便物を避けたい場合はカードレスが安心。

ただ、契約直後の郵便物をうまくかわせても、ATMでカードローンやキャッシングの借り入れをすると、利用明細書が発行されます(返済したときにも発行されます)。

この利用明細書、金融会社の自社ATMでは即時発行されますが、提携会社のATMを利用した場合、システム上の事情等でATMでは発行できずに郵送扱いになります。

それって家族に見つかるリスクめちゃくちゃ高いですよね。いつ届くかわからないし、しかも借りるたびに郵送されたら、見つかる確率も高くなってしまいます。

でもこの問題は、金融会社が提供しているウェブ明細サービスでクリアすることが可能。サービス名称は会社によって異なりますが、事前に無料登録しておくことで利用明細書を郵送する代わりに、会員ページ上で閲覧したりダウンロードすることができます。要するに紙ではなくて電子明細ということです。

このサービスを利用すれば、ATMを利用したときの郵送物を完全に防ぐことができるので、契約時に登録しておくと安心です。(アコム、プロミス、SMBCモビット、アイフル、レイクいずれも対応済み)

即日融資は可能?

借入用カードが届かなくても即日お金を手にすることが可能

WEB完結で契約した直後は手元にカードがありませんが、契約手続きが完了した時点で振込みキャッシングで借入れすることができます。

ただ、即日融資が可能かどうかは、「振込み」という金融機関のネットワークに頼る方法なので、どうしても金融機関の営業時間にしばられます。

金融機関の営業時間は平日15時なので、それまでに、振込融資の申請(あなた)→融資会社が取引金融機関Aに振込依頼→あなたの指定した金融機関Bがあなたの口座へ入金、この連携が完了しないと成立しません。

「では、自分は何時までに申請すればいいの?」ということになりますが、これは融資会社の問題というよりも金融機関側の事情に左右されるので一概に言えません。平日14時を目安にしておくのが無難です。

その一方で、カードレス方式の4社のうち、プロミスとレイクの2社は、金融機関の営業時間をほぼ気にせずに振込みで即日融資に対応しています。24時間365日、土日祝日・夜間でも振込み可能なので使い勝手がいいです。

カードレス方式4社の振込みによる即日融資の状況

業者名 振込みで即日融資可能な条件
プロミス 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、ジャパンネット銀行など約200の金融機関口座であれば、24時間365日、土日・夜間でも最短10秒で指定口座に振り込み可能(サービス名「瞬フリ」)
レイク 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、楽天銀行、イオン銀行など約500の金融機関口座であれば、24時間365日、土日・夜間でも指定口座に即日振り込み可能
SMBCモビット 原則24時間、最短3分で指定口座に振り込み可能
※ただし振込先の金融機関によって振込完了時間が異なる。
アイフル 都市銀行や地方銀行をはじめとした、全国約1,200の金融機関で24時間365日振込みが可能(※金融機関により振込可能時間が異なります)

申込時に必要な書類

カードローン申し込みに必要な書類は2種類

WEB完結のカードローンを申し込む際に必要な書類には、以下の2つがあります。

  • 本人を確認できる書類
  • 収入を証明できる書類

本人確認書類は、運転免許証やパスポートなどで、例外なく必ず必要です。

その一方で、収入証明書類は一定の条件に該当したときに必要になります。

収入証明書が必要になるケース
  • 希望する利用限度額が50万円を超える場合
  • 希望する利用限度額と他社での利用残高の合計が100万円を超える場合

消費者金融に申し込む場合は上記のどちらかに該当すると必要で、銀行カードローンの場合は、少しシンプルになっていて前者の「希望する利用限度額が50万円を超える場合」のみになっているのが一般的です。

あと、まれに上記に該当していなくても、就業状況の確認など審査の過程で意表をついて提出を求められる場合があるので、あらかじめ用意しておいた方が無難です。

では、本人確認書類と収入証明書類は具体的に何が該当するのかですが、これは融資会社によってけっこう幅にばらつきがあります。

受け付ける書類を絞っているところもあれば、選択肢が多いところもあるので、申し込みの際に確認するしかありません。

ちなみに、このページで推奨しているプロミス、SMBCモビット、アイフル、レイクの4社を見ると以下のような状況です。

代表的なWEB完結の本人確認書類

業者名 本人確認書類の種類
プロミス 下記のいずれか
  • 運転免許証
  • パスポート+1点(例:住民票)
  • 健康保険証+1点(例:住民票)
※外国籍の方は「在留カード」または「特別永住者証明書」が必要
SMBCモビット 下記のいずれか
  • 運転免許証
  • パスポート
  • 上記以外にお勤め先を確認できる書類として、以下の2つの写しも必要
    • 健康保険証(全国健康保険組合発行の保険証、または健康保険組合発行の保険証。国民健康保険証はダメ)
    • 給与明細書(直近1ヶ月分)
アイフル 下記から2点
  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書
  • パスポート(※所持人記入欄があるもの)
  • 住民基本台帳カード
  • 個人番号カード(表のみ)
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書
  • 各種保険証
  • 国民年金手帳
  • 母子健康手帳
  • 住民票
  • 戸籍の附票の写し
  • 住民票記載事項証明書
※上記から2点用意できない場合は、上記1点に加え「公共料金領収書(電気・ガス・水道・NHK・固定電話)、国税・地方税の領収書、納税証明書」からいずれか1点(合計2点)でも可能
レイク 下記のいずれか
  • 運転免許証(表・裏)
  • 健康保険証(※)
  • パスポート
  • マイナンバーカード
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書
※記号・番号や保険者番号部分、QRコードは見えないように加工してから提出してください

なお、本人確認書類に記載の住所が、現在の住まいと異なる場合は、公共料金の領収書や住民票の写しなど補完書類が追加で必要になります。

けっこう面倒臭いことになるので、該当する場合は早め早めに準備しておきたいです。

代表的なWEB完結の収入証明書類

業者名 書類の種類
プロミス 次の書類の中から1点
  • 源泉徴収票(最新のもの)
  • 確定申告書(最新のもの)
  • 給与明細書(直近2ヶ月+1年分の賞与明細書)
    ※賞与がない場合は直近2ヶ月の給与明細書
SMBCモビット 次の書類の中から1点
  • 源泉徴収票
  • 税額通知書
  • 所得証明書
  • 確定申告書
  • 給与明細書(直近2ヶ月+1年分の賞与明細書)
    ※賞与がない場合は直近2ヶ月の給与明細書
アイフル 次の書類の中から1点
  • 源泉徴収票
  • 住民税決定通知書、納税通知書
  • 所得証明書
  • 確定申告書
  • 青色申告決算書
  • 収支内訳書
  • 支払調書
  • 年金証書、年金通知書
  • 給与明細書(直近2ヶ月+1年分の賞与明細書)
    ※賞与がない場合は直近2ヶ月の給与明細書
レイク 次の書類の中から1点
  • 源泉徴収票
  • 住民税決定通知書、納税通知書
  • 所得(課税)証明書
  • 確定申告書
  • 給与明細書(直近の2ヵ月分)+賞与明細書(直近1年以内)
    ※賞与がある場合、直近1年分(発行日から1年以内)の賞与明細書
    ※記載内容が手書きの場合は勤め先の社印もしくは社判が必要

貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合、返済能力を調査することが法律で義務づけられています。

ですので、収入証明書類を提出しない場合、個々の融資会社の判断で借入枠が減額される場合があります。というか、契約できないと思っていた方がよいです。

web完結の手続き流れ

申し込みから借入れまでの所要時間は消費者金融と銀行では差がある

会社によって多少の違いはありますが、WEB完結はおおむね以下のような流れになっています。

  1. 【ステップ1】ネット申し込み
    24時間365日受付。申し込みコースの選択がある場合は「Web」を選択。スマホから申し込むと後々便利(必要書類を画像化して送信する際、スマホのカメラが使える)

  2. 【ステップ2】審査結果の連絡
    メールまたは電話で結果連絡。この連絡までの間に本人確認の電話や、在籍確認のための勤務先への電話連絡あり

  3. 【ステップ3】契約手続き
    スマホ・パソコンより契約(WEB契約)。本人確認書類の写しなどの提出はアプリやメールで対応

  4. 【ステップ4】借入れ
    契約完了後、指定した自分の口座に振込み入金。スマホアプリ対応のプロミス、SMBCモビット、アイフル、レイクの4社は、近くのセブン銀行ATMでもすぐ借り入れ可能(原則24時間365日取引が可能)

申し込みから借入れまでの時間は、消費者金融ならスムーズにいけば最短で60分程度、おおむねその日に借りられます。ただ、銀行カードローンは消費者金融にはない審査項目がある関係で、申し込んだその日にお金を借りられることは絶対にありません。

少し怖い印象を持つかもしれませんが、銀行はカードローン審査の際、預金保険機構を間にはさんで警察庁のデータベースと専用回線でつなぎ、カードローン申込者に問題がないかをチェックしています。

このチェックだけで1日以上かかるので、トータルでは最短でも翌日~2営業日ほど審査時間がかかるようになっています。

2023/7/5 アップデート

警察庁データベースの照会時間が短縮され、審査自体は最短即日で完了する銀行が一部あります。ただし融資までの時間に関してはその限りではありません。

銀行カードローンと消費者金融は、商品スペックだけでなく審査手法にも違いがあります。詳しくは「銀行カードローンと消費者金融の7つの違いを解説」のページをご覧になってください。

銀行カードローンのWEB完結ってどう?

銀行カードローンは即日借入れできないことが消費者金融との最大の違い

銀行カードローンのWEB完結も、基本的に消費者金融と大差はありません。手続きの流れやスマホなどの操作も同じです。

ただ、(商品スペックの違いはここでは横に置いて)消費者金融との手続き上の違いをあげるとすれば、

  • 後日、契約書類が自宅に送られてくる(ことが多い)
  • 即日融資は絶対に無理(審査に最短でも2営業日かかる)
  • 振込みキャッシングは銀行営業時間内にしばられる
  • キャッシュカード兼用型なら契約完了後すぐ借入れできるが使えないATMがある

など使いにくさを感じるかもしれません。

普通に使う分には使い勝手が悪いことはもちろんありませんが、何十年も前から無担保個人向けローンを「本業」でやってきた消費者金融には総合力で劣ります。

プロミス、SMBCモビット、アイフル、レイクの4社のように、家族にバレないように内緒で使いたいニーズのカバー度は、銀行カードローンは低いです。

ろうきんや信金のWEB完結ってどう?

ろうきんや信金もWEB完結が可能。ただし申込資格に制約がある

ろうきんのカードローン(マイプラン)は、金利が年10%を切る1桁台なのがいちばんの魅力。もちろんWEB完結に対応しています。

ただ、団体会員・生協組合員・一般勤労者の違いによって、利用を制限していることがあります。全国13の各ろうきんによって取り扱いが違うので、利用する際は確認が必要です。

信金にもWEB完結型のカードローン(しんきん保証基金などが保証)はあります。ただ、基本的にその金庫の普通預金口座を開設済みで、運転免許証またはパスポートを持っている人に限定していることが多いです。

また、居住地や勤務地がその信金の対象地域内の人に限定されているので、その点の確認も必要です。

WEB完結のおすすめカードローン

当サイト推奨のWEB完結カードローン

最後に当サイトが推奨するWEB完結カードローンを5つあげておきます。

WEB完結は珍しいことではないし、目が飛び出るようなスペックの違いもそうそうありません。なので、このページ冒頭で言った「バレずに使いたい」というニーズを強く意識したラインナップにしています。

プロミス

最短1時間

家族にバレる最大の原因となる業者からの郵送物を排除している点は他と横並び。ただ、振込みキャッシングで即日借入れできる確率がいちばん高い点を評価したのがイチオシの理由です。

約200の金融機関口座であれば、24時間365日、土日・夜間でも最短10秒で指定口座に振り込み可能(サービス名「瞬フリ」)。契約完了した日に確実にお金を借りられるのは強み。

上限金利が年17.8%で他の4社よりも0.2%低く、最大30日間無利息サービスもあります。

※補足)他の項目を無視してバレにくさ「だけ」を見れば、SMBCモビットの方が優れているので、そちらもチェックしてください。

プロミスの詳細ページはこちら>>

SMBCモビット

SMBCモビット

バレにくさで他よりも頭一つ抜き出ているので、本来は一番手のポジションが妥当。他を一歩リードしている点は「勤務先への電話連絡がない」こと。

迷った末、二番手にした理由は2つ。1つはWEB完結の条件ハードルが少し高いこと。三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの口座を持っていることが条件なので汎用性がない点をマイナス。

2つ目は、5社の中で唯一「無利息サービス」がないこと。

もしマイナス評価した点に目をつむってでも内緒で使いたいことを優先する場合は、SMBCモビットがベストです。

SMBCモビットの詳細ページはこちら>>

レイク



3番手にしましたがプロミスに肩を並べるレベル。郵送物リスクを排除しているのはもちろん、Web申込みなら最短25分(※)で借入れも可能です。

約500の金融機関口座であれば、24時間365日、土日・夜間でも指定口座に最短即日振り込み可能(対応している金融機関数ではプロミスを上回る)。

新規契約時の無利息期間がオリジナル性がある点、知名度なども含め総合的な判断から3番手にしました。

レイクの詳細ページはこちら>>

※21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中にお振込みが可能です。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。 ■無利息期間について
※Webで申込みされた方のみ60日間無利息を利用可能
※「60日間無利息(Web申込み限定)」、「5万円まで180日間無利息」、「30日間無利息」の併用不可
※レイクで初回契約の方が対象
※初回契約翌日から無利息適用
※ご契約額が200万円超の方は30日間無利息のみ利用可能
※無利息期間終了後は通常金利適用
■貸付条件
※貸付利率(年率):4.5%~18.0%※貸付利率はご契約額およびご利用残高に応じて異なります
※遅延損害金(年率):20.0%
※ご返済方式:残高スライドリボルビング方式・元利定額リボルビング方式
※ご返済期間・回数:最長5年・最大60回※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数は変動します
※担保:不要
商号・名称:新生フィナンシャル株式会社
登録番号:関東財務局長(10) 第01024号   日本貸金業協会会員第000003号

アコム



アコムには他の4社が対応しているカードレス型がないので、順位は高くありません。ただ、自動契約機でカード発行することができるので郵送リスクはありません。他の郵送物もクリアしています。

最大30日間無利息サービスがあります。

アコムの詳細ページはこちら>>

アイフル



家族バレを防ぐために必須の「ウェブ明細サービス」に対応しており、他社比劣る点がありませんので安心して使えます。

ATMでカードローンやキャッシングの借入れをすると、後日、利用明細書が自宅に郵送されますが(利用するATMによって異なる)、これは家族バレの原因になります。

これを防止できるのがウェブ明細サービスで、事前に無料登録しておくことで利用明細書の郵送を止め、その代わりに会員ページ上で閲覧したりダウンロードすることができます。

アイフルの詳細ページはこちら>>

まとめ

WEB完結型のカードローンについてのまとめです。

  • 審査で電話がかかってこないケースは多いが、保障はないので自宅の固定電話は登録しない
  • 在籍確認は必須。相談ベースで電話以外の方法で対応してくれる業者もある。SMBCモビットのWEB完結は勤務先への電話連絡なし
  • カード発行タイプは2つ。カードレスタイプを選べば郵送物の心配なし
  • ウェブ明細サービスで利用明細書の郵送を止められる業者を選ぼう
  • 即日融資は可能。プロミス、SMBCモビット、アイフル、レイクは、金融機関の営業時間を気にせずに振込み可能
  • 申込時には本人確認書類と収入証明書類が必要。業者により受付可能な書類の範囲に違いあり
  • 銀行カードローンのWEB完結は消費者金融に少し劣る面あり


WEB完結のカードローンは多いので、こだわりがなければどの会社でも問題ありません。ただ、「バレないように内緒に使いたい」場合には、申込先をよく吟味する必要があります。

このページで推奨している会社は、その点にフォーカスしたラインナップなので、その5社を軸に考えるのが理想への近道です。