アコムが保証会社の銀行カードローンを紹介

アコムは保証会社としての顔も広く、銀行カードローン選びにその存在感が際立っています。

アコム本体のカードローンや、アコム保証の銀行カードローンでネガティブ情報があったりすると、審査に影響することがあります。

このページでは、アコムが保証会社を務める銀行カードローン一覧をチェックしつつ、申し込む際の注意点を元貸金業者マンのぜにぞうが解説します。

高ステイタス、高スペックなのに審査の敷居の低さをあわせ持つ、ぜにぞうイチオシの銀行カードローンも紹介しているので参考にしてください。

↓このページの解説動画(4:04)↓

アコムは保証会社としての顔を持つ

あまり表舞台に出ない信用保証事業を積極的に行っているアコム

アコムは株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の企業。

消費者金融大手としてあまりにも有名ですが、実はあまり表舞台に出ない信用保証事業も積極的に行っていて、保証会社という別の顔も持っています。

消費者金融が表の顔だとすれば、保証会社は裏の顔といった感じです。

保証会社としての役割

保証会社としてアコムが担っている役割は主に2つ

保証会社としてアコムが何を担っているかというと、提携先である銀行カードローンの、

  • 審査業務
  • 保証の履行業務(債権管理)

の2つです。

「審査業務」は、文字通り銀行カードローンの審査。銀行自体も審査を行いますが、保証人としての目線でチェックします。

銀行が審査OKでも保証会社であるアコムが否認すれば審査は通らないので、ある意味、審査の実権を握っているともいえますね。

もうひとつの「保証の履行」は、カードローン利用者が延滞などで返済見込みが立たないときに、利用者に代わって銀行へ返済(これを代位弁済といいます)します。

その後はアコムが債権者となって、利用者から回収していく形になります。

銀行は法人融資に関してはプロ中のプロですが、個人向け無担保ローンについては十分な審査ノウハウを持っていません。

その穴を埋めるために、銀行はアコムのような保証会社をバックにつける構図になっています。

保証会社としても超有名

保証会社としてのアコムの存在を無視できない状況になっている

アコムの保証事業は裏の顔とはいっても、保証会社としてのもうけが会社全体の2割近くあります。(2023年3月期決算)

もう本業に隠れて見えない副業とは言えないくらい立派な事業になっています。

要するに銀行カードローンの保証をムチャクチャ積極的に行っているので、保証会社としてのアコムの存在を無視できない状況になっている事情があります。

アコムが保証する銀行カードローン一覧

アコムが保証している銀行カードローン一覧

アコムは2001年から保証事業を始めたのですが、有力地方銀行を中心にかなり手広くやっていて、地銀以上にしぼると以下の銀行のカードローンの保証会社を担っています。

2023年3月2日現在、30の保証提携先になっています。

都銀 三菱UFJ銀行(バンクイック)
ネット銀行 auじぶん銀行カードローン
地銀
  • 北海道銀行(ラピッド)
  • 青森銀行
  • 山形銀行
  • 岩手銀行(エルパス)
  • 群馬銀行(ナイスサポートカード)
  • 足利銀行(モシカ)
  • 常陽銀行(キャッシュピット)
  • 北陸銀行(クイックマン)
  • 八十二銀行
  • 十六銀行(With)
  • 中京銀行
  • 第三銀行
  • 南都銀行
  • 広島銀行
  • 伊予銀行(スピードカードローン)
  • 西日本シティ銀行
  • 宮崎銀行(おまかせくん)
  • 長崎銀行

データ元:アコムHP

アコムが保証会社を務める銀行カードローンを利用するときの注意点

アコム保証の銀行カードローン、利用するときはココに注意

アコムは自社カードローン事業の他に、保証会社としても手広く事業展開しているので、銀行カードローンを申し込む際には高い確率で遭遇します。

そのため、アコムが保証会社を務める銀行カードローンを利用するときに注意点があります。

アコムで審査落ち・延滞の情報があると審査は厳しい

ネガティブな取引履歴があると銀行カードローンの審査ハードルがあがる

アコムの自社カードローンの取引履歴が先にあって、その後で銀行カードローンを申し込もうとしたら、アコムが保証会社だったということも多いです。

その場合の審査では、

  • アコムの自社カードローンで審査落ちした
  • アコムの自社カードローンに延滞記録がある

など、ネガティブな履歴があると銀行カードローンの審査ハードルがあがります。

なぜなら、アコムと銀行カードローンは別商品とはいえ、アコムは保証会社として銀行カードローンの貸し倒れリスクも背負っているから。

アコム会員としての取引振りは、保証審査に反映されます。

自社カードローンで審査落ちしたり、延滞事故があるユーザーの信用判定を厳しくするのは当然です。

僕らがプライベートでお金を貸してなかなか返してくれない人や、一度断った人に貸したくないのと同じです。

審査に落ちた場合はアコム以外が保証するカードローンを選ぼう

アコム以外が保証している銀行カードローンに目を向けるのが無難

アコム本体やアコムが保証しているカードローン審査に落ちた人が、

「別の銀行カードローンでも、アコムが保証会社だとまた審査に落ちる?」

と予測するのは正しくて、ローン商品が変わってもアコムが関わっている限り、審査落ちの確率は高いです。

アコム以外が保証する銀行カードローンでリベンジするのが賢い選択です。

アコムの保証提携先の金融機関は30ですが、地銀、ネット銀行、メガバンクは70以上あり、全国から申し込めるカードローンはたくさんあります。

プロミスが保証会社、アイフルが保証会社などアコム以外が関与する商品に切り替えましょう。

無視できない保証会社の審査基準

銀行カードローンを選ぶ際には保証会社の審査基準を軽視できない

銀行はもともと有担保の企業融資のプロなので、個人向け無担保ローンのノウハウは消費者金融には及ばないという事情があります。

なので、保証会社のアコムが持つ審査ノウハウが存在感を増している実態があるので、借りる側の僕らとしても、銀行カードローンを選ぶ際には、保証会社の審査基準を軽視できないというのが今の状況です。

アコムの審査基準ってどんな感じなの?

アコムの審査基準については以下ページを読むとバッチリ分かると思います。

ぜにぞうが新規貸付率を分析しているのですが、大手消費者金融の中でアコムがもっとも貸付率が高いというデータが出ています。

アコムは「はじめてのアコム」というように一社目のカードローンに選ばれることが多いので審査通過率が高いようです。

話の流れで、「じゃあ、アコム保証の銀行でどこがいちばん借りやすいの?」ということになると思うので、ぜにぞうの一推しを次で紹介したいと思います。

アコム保証の一推し銀行カードローンはバンクイック

ぜにぞうが一押しするのは、三菱UFJ銀行カードローンのバンクイックです。

アコムの審査ノウハウで運用されていて、メガバンク本来の厳しい審査基準が適用されない、もっと端的に言えば消費者金融並みの審査ハードルだという特殊事情があります。

アコムとバンクイックの関係性の深さは以下ページを読むとバッチリ分かります。

同じアコム保証の銀行カードローンなら、ステイタスで地銀を圧倒するバンクイックを選んだ方が価値が高い、とぜにぞうは思っています。

バンクイックは全国どこからでも申し込めて、利便性もバツグンなので、長く付き合っていけるローンです

バンクイックの詳細ページはこちら>>