家族にバレずにお金を借りるには?

家族にバレずにお金を借りたい人って多いですよね。無人契約機でカード発行したらリスクが下がるの?とか、郵便物を郵便局留めにしてでも内緒にしたい人がいます。

そういった使い方が良いかどうかは別にして、バレる要因が分かれば十分対策できます。根もページでは、考えられる要因をすべて洗い出して、それぞれに応じた対策をねってみましたのでチェックしてみてください。

↓このページの解説動画(6:15)↓

家族にバレるのはこんなとき

借金が家族にバレる要因。危険度の高い順に洗い出してみました

はじめに、カードローンやキャッシングがバレる要因を確認しておきましょう。

それがわかっていないと作戦をたてられません。まずは戦う相手を確認し、そのうえでバレずに借りる戦略をねりたいと思います。

考えられる要因を、危険度の高い順に洗い出すとこんな感じ。

バレるきっかけ 具体的には
金融会社からの郵送物 1.契約後に郵送されるカード・契約書類
2.借入れすると発行される利用明細書
金融会社からの電話 3.本人確認の電話(自宅宛て)
預金通帳の履歴 4.振込借入れの入金履歴、返済履歴
支払いを延滞したとき 5.督促の電話や郵便物
その他 6.申込時に必要になる本人確認書類、収入証明書を見られ怪しまれる
7.自動契約機や店頭窓口に出入りするところを目撃される
8.利用明細書が財布やポケットから出てくる
9.パソコンの閲覧履歴(金融会社の履歴)を見られる

家族にバレる原因のほとんどがカードローン業者からの郵送物。契約後に郵送されるカードや契約書類、借入れした際に発行される利用明細書などです。(契約書はネット上で交付されて郵送されないケースもあります)

申し込み時にかかってくる本人確認の電話も家族が出ないとも限りません。

次に預金通帳。振込みで融資を受けたり、口座引き落としで返済する場合には、金融会社の会社名が印字されるので、見られたらアウト。口座を家族と共有している場合は致命傷ですね。

支払いを延滞したときは督促の電話や郵便物が来るのは避けられません。

それ以外にも、申込時の書類を見られて怪しまれるとか、自動契約機や店頭窓口に出入りするところを目撃されたり、ATMで借入れした際に発行される利用明細書、パソコンやスマホの閲覧履歴を家族に見られたりるすることで発覚するケースもまれにあります。

上の表の5~9の内容に関しては、気をつけてね!としか言いようがないですが、それ以外は対策があるので、詳しく見ていきましょう。

これを対策すればまずバレない

家族にバレを回避する対策は、郵便物のリスクにフォーカスしよう

「オレ、お金を借りていることがすぐ顔に出ちゃうんだよね!」という悩みのアドバイスはさすがに難しいですが、それ以外は対策があります。

ここからは、危険度の高い以下の対策について詳しく見ていきましょう。

  1. 契約後に郵送されるカード・契約書類
  2. 借入れした後日に郵送される利用明細書
  3. 本人確認の電話(自宅宛て)
  4. 預金通帳の入金や返済の履歴

このうち、郵便物の問題を対策できさえすれば、ほぼリスクはなくなります。

カード・契約書を自宅以外で受け取る

郵便物からの家族バレを回避する方法1「カード・契約書を自宅以外で受け取る」

審査が無事通過し、契約が完了すると、通常、自宅にカードと契約書類が郵送されます。

この郵便物を家族に見られたら万事休すですが、これを止めることはできません。かといって自宅の玄関前でいつ来るかわからない郵便配達員を、座り込んで待つわけにもいきませんよね。

じゃあどうすればいいかというと、カードを自宅以外で受けとればいいんです。といっても郵便物の転送とかはできませんからね。転送不要の郵便物なので自由がききません。

どうするかというと、金融会社が出店している自動契約機(無人契約機ともいいます)でカード・契約書を受け取ればいいんです。(金融会社の店頭窓口でも可能です)

自動契約機というのは、街中に設けられた無人のブースで、タッチパネルを操作しながらカードローンの申込みから審査、契約、カード発行まで一連の手続きができて、しかもその場で借入れまでできてしまう優れモノです。

駅前などの繁華街でこんな風景を見たことありませんか?ビルのいたるところに消費者金融の看板がありますよね。

東京 新橋駅 SL広場前の消費者金融の看板
(撮影場所:東京 新橋駅 SL広場前)


看板があるビルの1階には、たいてい自動契約機コーナーがこんな感じで設けられています。

消費者金融の看板があるビルの1階にある自動契約機コーナーの風景


建物の中に入るとこんな感じ。けっこうきれい。

自動契約機コーナーの建物の中に入ったときの風景


ブースの中はこんな雰囲気です。

自動契約機コーナーのブースの中の様子


ただ、エリアによっては近隣にないかもしれません。それに、狭い空間での長時間の手続きはストレスがハンパないし、書類の準備不足で出鼻をくじかれたり、審査結果が翌日になることもあります。そして意外に空いていない。

そういうことを考えると、申し込みをスマホなどから済ませて、審査が通ったら自動契約機に行ってカード・契約書を受け取るのがスムーズです。

  1. ネット(スマホやパソコン)から申込み

  2. 審査通過後に、自動契約機で契約書・カードを受け取る

  3. その場でお金を借りる

ちなみに、自動契約機でカードを受け取ることができる金融会社は以下の通りです。

自動契約機でカード受取り可能な会社

消費者金融 プロミス
アコム
アイフル
SMBCモビット
レイク
銀行カードローン 三菱UFJ銀行

「はっきり言って、わざわざ自動契約機に足を運ぶのは面倒臭い!」という人もいると思います。通勤ルートにあるとは限りませんしね。

実は、自動契約機へ行かずに、カード・契約書の郵便物問題をクリアできる方法があります。方法というよりも、そういうコンセプトのカードローンがあります。極力、面倒臭いことを排除したい人にはうってつけなので、少し紹介しますね。

カード・契約書の郵送物がいっさいないWEB完結という方法

郵便物からの家族バレを回避する方法2「WEB完結という手続きを利用する」

消費者金融のプロミス、SMBCモビット、アイフル、レイクの4社は、カード・契約書類の郵送物がいっさいなしで契約できる「WEB完結」という手続きがあります。

まずカードですが、カードレスタイプを選べるようになっているので、そうすることで物理的なカードの存在を消すことができます。

通常、カードがないとATM利用はできず、借入れしたい都度、口座に振り込んでもらう振込みキャッシングの形式になり利便性が劣ります。

ただ、この4社はセブン銀行ATMにおいて、カードがなくてもスマホアプリを使って借り入れできるので、実質、カードを使ってATM利用するのと変わりありません。

契約書に関しては、インターネット上から契約手続きできるシステムになっています。紙の契約書ではなくネット上で交付するスタイルなので郵送という行為が発生しません。

ただ、この郵便物なしで契約できるWEB完結申し込みを利用するためには、以下のような条件があります。

WEB完結会社の利用条件

プロミス
  • 返済方法に口座振替を設定
  • カード発行なしを選択
  • ※カード発行なしの場合でも、後から手数料無料で発行が可能
SMBCモビット
  • 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行のいずれかの口座があり、その口座を口座振替による返済に利用
  • 本人確認書類として、運転免許証またはパスポートの写しを提出
  • 勤務先を確認できる健康保険証(国民健康保険証はダメ)がある
アイフル
  • 返済方法に口座振替を設定
  • カード発行なしを選択
  • ※カード発行なしの場合でも、後から手数料無料で発行が可能
レイク
  • 「Webで契約(郵送なし)」を選択
  • 返済方法に自動引落しサービスを設定
  • ※カード発行なしの場合でも、後から手数料無料で発行が可能


上記4社は、申込方法の選択肢として「WEB完結」というコースが設けられています。

(2023/4/11アップデート J.Scoreは事業撤退)

ところが、選択肢のひとつではなく、鼻っからWEB完結しか想定せずにローン提供している「J.Score(ジェイスコア)」という会社があります。知名度は4社に劣りますが、実はバックの会社が超メジャー。

この会社も4社と並んで候補にあげられるので、簡単に紹介しますね。

新興の融資会社 J.Score(ジェイスコア)もWEB完結をクリア

J.Score(ジェイスコア)は、みずほ銀行とソフトバンクが2017年に共同で設立した会社。AI(人工知能)が審査を行い、スコア(点数)に応じて提供する新しいタイプの融資サービスです。

スマホ・パソコンのみの利用を前提にしていて、カードは発行されず振込みでの融資、契約はネット上で完結するので契約書類の郵送がありません。加えて、利用明細書はインターネット上での電子交付となるので、自宅に郵送されることもありません。

WEB完結という言葉を使っていませんが、WEB完結の要素をすべて備えていて、家族バレのリスクの高い郵送問題をクリアしています。消費者金融に抵抗がある場合は候補に考えてみても良いと思います。

ウェブ明細サービスを登録して利用明細書の郵送を止める

郵便物からの家族バレを回避する方法3「ウェブ明細サービスを利用する」

カードと契約書の郵送問題をクリアした次に立ちはだかるのは、利用明細書の郵送リスク。

最初にお話ししておきますが、利用明細書の郵送リスクは銀行カードローンにはありません(理由は後で説明します)。銀行以外の消費者金融、クレジットカード会社、信販会社など貸金業者と呼ばれる会社から借りる場合が対象になります。

通常、ATMでカードローンやキャッシングの借り入れをすると、利用明細書が発行されます(返済したときにも発行されます)。この明細書、見つかったらお金を借りている物的証拠になってしまいますよね。

なので見つからないように注意するのは当然のことですが、やっかいなのはATMから発行されずに後日、自宅に郵送されるケースがあることです。

実はこの利用明細書、金融会社の自社ATMでは即時発行されますが、提携会社のATMを利用した場合、システム上の事情等でATMでは発行できずに郵送扱いになります。

それって家族に見つかるリスクめちゃくちゃ高いですよね。いつ届くかわからないし、しかも借りるたびに郵送されたら、見つかる確率も高くなってしまいます。

でもこの問題は、金融会社が提供しているウェブ明細サービスでクリアすることができます。サービス名称は会社によって異なりますが、事前に無料登録しておくことで利用明細書を郵送する代わりに、会員ページ上で閲覧したりダウンロードすることができます。要するに紙ではなくて電子明細ということです。

このサービスを利用すれば、ATMを利用したときの郵送物を完全に防ぐことができるので、契約時に登録しておくと安心です。

大手消費者金融におけるサービスの取扱状況は以下のようになっています。

大手消費者金融のウェブ明細サービス取扱状況

業者 web明細の取扱い有無
プロミス
アコム
SMBCモビット
レイク
アイフル

消費者金融から送られてくる郵送物は、会社名がわからないようになっているから平気じゃない?と思う人がいるかもしれません。

実際そうなのですが、でも、多いのが「〇〇センター」という差出人名。これ逆に怪しすぎないですか?

封筒から会社名がわからない郵便物はよけいに怪しいし、家族が開封してしまうこともあります。やはりウェブ明細サービスの登録が必須だ思います。

【まめ知識】銀行カードローンはなぜ利用明細が郵送されないのか?

貸金業法という法律で、貸金業者は融資を行った都度、取引の内容を記載した書面を交付することが義務づけられています(貸金業法第17条第1項)。なので消費者金融は、イヤでも利用明細を発行しないといけません。

参考サイト:電子政府の総合窓口 e-Gov(総務省が運営する総合的な行政情報ポータルサイト)
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=358AC1000000032

いっぽうの銀行も「お金を融資する」という点では違いがありません。ですが、貸金業を本業とする貸金業者と、貸金業以外にも複数の業務を扱っている銀行(信用金庫、信用組合、労働金庫なども含む)は、「適用される法律」に違いがあります。

銀行には銀行法という法律が適用されます。要するに銀行は貸金業者ではないので、貸金業法で定めた利用明細書発行の義務がない、ということがその理由になります。

消費者金融と銀行で適用される法律が違うことは、覚えておくと役に立ちます。例えば、総量規制で言うと消費者金融はその対象で銀行は対象外。これもしばられる法律が違うことが理由。銀行カードローンと消費者金融の違いは、この法律の違いによることが多いです。

携帯電話番号を登録して自宅固定電話を封印しよう

家族バレを回避する対策「自宅固定電話を封印し携帯電話を登録する」

郵送物さえ対策できたらほぼ万全ですが、本人あての電話を家族がとってしまうリスクについても、抜かりなく対策しておきましょう。

申し込み手続きで本人あてに電話が入るケースは2つ。審査過程で何らかの確認が必要になった際と、審査結果連絡の電話。この電話を自宅の固定電話に入らないようにすればいいわけです。

そのためにすべきことは、申し込みフォームの入力情報で自宅電話を「なし」にして、携帯電話番号を登録すること。

たいてい携帯電話番号を登録すれば、自宅固定電話は必須ではありません。情報さえ渡さなければ、固定電話にかかってきようがないですね。

また、カードローンによっては審査結果の連絡手段を指定できます。自宅電話、携帯電話、メールなどの選択肢があるので、家族にバレにくい手段を選ぶことができます。とにかく自宅電話を封印することが肝です。

SMBCモビットなら、WEB完結の場合「電話連絡なし」と大々的にうたっていますが、あれは勤務先への電話連絡がないということ。審査の過程で確認したいことが出ると電話がかかってくるケースもあるので、やっぱり自宅電話は封印しておくのがいいです。

それから参考に伝えすると、自宅の固定電話を登録することで審査上プラスになるかもしれません。というのも金融会社側の立場で考えると、連絡先を複数知っていると顧客に逃げられるリスクをおさえられますから。

でも、家族バレを避けるためには、やはり固定電話を封印するのがベスト。固定電話の登録がないことが主要因で審査落ちすることは考えにくいです。

預金通帳の入金や返済の履歴からバレるのを防ぐには?

家族バレを回避する対策「借入専用の銀行口座を開設する」

金融会社の社名が印字された預金通帳の履歴も、バレるリスクがありますよね。家計のメイン口座だとなおさらです。会社名ではなく「〇〇センター」といった名称で表示されるケースもありますが、やはり対策は必要です。

通帳に社名が記載されるケースは2つ。振込みで借入れしたときと、口座引き落としで返済した場合です。これを聞いて「えっ、マジ!?それ困る」と思った人はすごいです。このページをよく読んで理解している証拠です。

というのも、ページの前半でカード・契約書類の郵送物がいっさいなしで契約できる手続き「WEB完結」を推奨しました。でも、WEB完結だと借り入れは基本、振込み融資、返済方法は口座引き落としが条件です。ということは、通帳に社名が載ってしまうのは避けられません。

ですので、WEB完結で申し込むことを前提に考えると、専用口座を作ることが唯一の対策になります。

なお、借入れ・返済に口座をいっさい使わないカードローンだったら、わざわざ専用の銀行口座をつくらなくてもいいんじゃない?そういう考えるかもしれません。

もちろんその考えは正しくてこのページで紹介しているカードローンもそれは可能。ただ、、もっともバレるリスクの高いカードと契約書類の郵送を止めるためには、WEB完結を外せません。

通帳からバレるリスクを拭えない人は、ひと手間かかりますが、比較的、口座開設がかんたんなネット銀行などを専用に用意するのが良いです。

自動契約機(無人契約機)だったらバレない?

物理的な借入カードがほしい場合は、自動契約機の活用が必須です

もう言うまでもないかもしれませんが、自動契約機で手続きするのであれば、リスクはグッと下がります。

自動契約機でカードと契約書類の受け取りができるので、いちばんの心配事である後日の郵送を避けられます。あとは、WEB明細サービスに登録して利用明細書の発送を止めれば、郵便物の対策は終了します。

WEB完結にすれば自動契約機に行くことすら省けますが、どうしてもカードが欲しい場合には、自動契約機を活用することになります。

郵便物を郵便局留めできる?

業者から届く郵便物を郵便局留めできるかどうかを解説

郵便物にかなり慎重になっている人は、郵便局留めを考えるかもしれません。

郵便局留め(ゆうびんきょくどめ)とは、郵便物を自宅に配達してもらうのではなく、差出人が宛先として書いた郵便局で受け取ることのできる郵便制度。

【参考サイト】

日本郵便「郵便局留めについて」
https://www.post.japanpost.jp/service/sisho/

金融会社からの郵便物を郵便局で止めておいて、自分のタイミングで取りに行けば家族に見られることはないですね。

ただ、結論から言うとこの方法は使えません。なぜなら、差出人に局留めしたい郵便局あてに送ってもらう必要があるから。そんなことを金融会社はしませんよね。

局留めは、ネット通販で郵便物の受け取りを家族に内緒にしたい場合とか、差出人に自宅住所を教えずに郵便物を受け取りたい場合などに利用されます。

そういう場合であれば、ある程度、自分でコントロールして利用できますが、相手が金融会社であれば無理なのは想像できると思います。特に金融関係の郵便物は、自宅に郵送することで本人確認を行っているので、たとえ局留めを希望しても差出人の許可は得られません。

あきらめが悪い人は、郵便私書箱を考えるかもしれません。この方法でも、自宅配達を阻止できるのでアイデアとしては悪くないです。

でも、おおむね毎日、郵便物などの配達を受ける人など、一定の着信数があることが利用条件なのでまず無理。現実的ではありません。

帰省先電話番号からバレたりしない?

書かされた帰省先情報から実家に借金の事実がバレないか?

ローン申し込み時に独身・単身赴任で一人住まいの場合など帰省先の電話番号や住所を記入させられることがあります。

「帰省先を書かされて、お金を借りている事実や督促、所在確認の連絡が行くことってないの?」という不安を持つ人もいます。

ただ結論を先に言ってしまうと、その心配は不要です。




ぜにぞうは元貸金業者マンなのでそのへんの事情はわかっているのですが、業者は単身者の帰省先情報を持っていてもそれを安易に使ったりはしません。

もちろん、多額の借金を踏み倒して行方不明になったりしたら、本人の所在確認の連絡が帰省先に行くこともありえますが、だとしても業者名を名乗ることは闇金でなければ基本ありません。

お金を借りるということは、家族といえども人に知られたくないセンシティブ(慎重を要する)情報なので、それが家族にわかってしまうような行為は業者はしません。

ましてや、督促の電話だったり、本人に代わって家族に支払いを強要するようなことは、まっとうな業者であれば絶対しないのでその点は安心です。

「じゃあ、なぜ単身者に帰省先を書かせるの?」ということになるので、その理由について次で説明してみたいと思います。

業者が帰省先を書かせるワケ

カードローン申し込み時に帰省先を書かされるワケとは?

キャッシングやローンの融資会社の商売スタイルをひと言で言うと、「融資したお金をキッチリ返してもらって利息を稼ぐ」というシンプルなものです。

唯一の収入源が利息なので、顧客に返済し続けてもらうことを前提にしています。

でも、もし返済が滞ってしまったら、利息を稼げないどころか、最悪、融資したお金を回収できずに穴をあけてしまう事態にもなります。

例えば、50万円を年利18%で借りて、その後毎月返済を続けた場合、1年間に支払う利息は約8万円です。(ざっくり計算しています)

この8万円が業者側の収入になりますが、もし顧客が返済をせずに行方をくらませてしまったら、8万円の利息が入ってこないだけでは済まず、50万円の元金を失うリスクもあります。そうなったら業者によっては死活問題です。

個人向けのキャッシング・ローンは原則無担保なので、業者側としては万一に備えて、独身一人暮らしや既婚単身赴任中の場合に、帰省先情報を得ておきたいという事情があります。

ただ、業者の中には申し込み時に帰省先の情報はいっさいとらない会社もあるので、どうしても不安があるならそういう業者を選択すれば大丈夫です。

バレにくいカードローン

バレにくいカードローンを要因分析しておすすめ度をつけてみました

以上のことを踏まえて、バレにくいカードローンをあげるとすれば、次の会社が候補になります。

カードレス対応 WEB明細対応 おすすめ度
プロミス 5.0
レイク 4.5
SMBCモビット 4.0
アコム × 3.0
アイフル 3.0

総合的に考えるとプロミスを推奨します。おすすめ度に違いがあるのは次のような考え方からです。

プロミス、レイク、SMBCモビットはバレにくさでは同じなので、それ以外の基準で評価。SMBCモビットはWEB完結の利用条件のハードルが高いことでマイナス評価、残るレイクとプロミスは、スペックで比較したときにプロミスが優位という理由で、このようなおすすめ度にしました。

アイフルは郵送物のリスクが残る致命傷があること、アコムは自動契約機でカード・契約書を受け取れる代替案があるもののカードレスに未対応のため評価ダウンになっています。

カードローンを借りられない場合は質屋も視野に。

バレずにお金を借りる方法として質屋の利用も考えてみよう

これは胸を張っておすすめできる方法ではないので、最後の最後の手段として聞いてください。

金額的にカードローンを借りるまでもなかったり、審査が通らない場合は、質屋を利用するのも誰にもバレずにお金を借りるひとつの方法です。

言うまでもないですが、質屋は品物を預ける代わりに、その価値の範囲内で融資を受けることができる仕組み(買い取ってもらうことも可能)。お金を借りるにあたっての審査がなく、返済をする必要がないのが最大の特徴。

返済しなくていいと言うと少し過激な感じがしますが、万が一返済できなくなっても、預けた品物を失うだけで督促されることもないという点がメリット。

ただし、金利がめちゃくちゃ高いです。カードローンの法定上限金利が年20%に対し、質屋の法定上限金利は「月」9%、これを年利に置き換えると年109.5%です。なんと5倍。

もちろんこのバカ高い金利は、これ以上は認めないよーという上限であって、実際には融資金額によってそこまで金利は高くないですが、カードローンよりも高くなるのは避けられません。

質屋についてこれ以上の詳しい説明はしませんが、最後の砦として覚えておくと何かのときに役立つと思います。

【参考サイト】

質屋最大手の大黒屋「賢い質屋の使い方」の記事
https://shichi.e-daikoku.com/interview/

まとめ

最後にこのページのポイントをまとめます。

  • 家族にバレる原因のほとんどが郵送物。これを止められればまず安心
  • カード・契約書を自動契約機で受け取ることで自宅郵送を止めよう
  • WEB完結型で申し込めば自動契約機へ行かずにすむ
  • ウェブ明細サービスを登録して利用明細書の郵送を止めよう
  • 携帯電話番号を登録し、自宅電話を「なし」で申し込もう
  • できれば通帳は専用に作った方が安全
  • 郵便物を郵便局で局留めすることは難しい
  • 帰省先情報からバレることはない


事前に対策さえすれば、家族にバレずにお金を借りることは十分可能。

ひとつでも多く実践すればするだけバレるリスクが減り、「アンタ、何、コレ!?」と家族に問い詰められるシーンは訪れないと思います。