オリックスグループのオリックス銀行カードローンは、2012年3月に取扱開始した比較的新しいローンです。
最大の特徴が大手銀行、コンビニなど提携ATMネットワークの充実度が群を抜いていることです。しかも提携ATMなら借入れ・返済に関わる利用手数料がなんと終日無料という太っ腹なサービスを用意しています。
最高限度額は800万円、金利も1.7%~14.8%と銀行ならではの金利なので、高額融資ご希望の方にオススメのカードローンです。
ATMの借入れが1000円単位でできることも、利用者目線のやさしいサービスだと言えます!口座開設は不要です。
実質年率 | 利用限度額 | 審査時間 | 即日借入 |
1.7%~14.8% | 最高800万円 | - | - |
申込年齢 | 来店必須の有無 | 職場連絡 | 保証会社 |
満20歳以上69歳未満 | ネットで完結 | あり | オリックス・クレジット株式会社または新生フィナンシャル株式会社 |
そもそもオリックス銀行って?
カードローンの説明に入る前に、そもそもオリックス銀行を知らない人もいると思うので、サクッと紹介したいと思います。
オリックスという名称は、ほとんどの人がどこかで見聞きしたことがあると思います。リース業界でも有名ですし、プロ野球のオリックス・バファローズの親会社もオリックスです。
で、オリックス銀行は、1998年にオリックスグループの銀行としてスタートした新しい会社で、もちろん、全国銀行協会に加入している東京都に本店を置くれっきとした銀行です。
なのになぜ、一般にあまり知られていないかというと、一風変わった商売をしているからです。メガバンクや地方銀行のように、オールマイティーな商売ではなくて、得意分野に特化して、強みのある商品・サービスを扱っている銀行なんです。
なので、ちょっと驚くかもしれませんが、店舗もなければ、銀行のATMもなく、銀行の象徴ともいうべきキャッシュカードも発行していません。
とにかく既存の銀行のあり方にとらわれない商売をする銀行で、そのひとつがオリックス銀行カードローンだということです。
ちなみに、オリックス銀行カードローンは2012年3月に取り扱いを開始したばかりの新しい商品なので、これから進化していくんじゃないかなと、ぜにぞうは考えています。
当日の借入れはできません
残念ながら申込み当日の借入れはできません。そのあたりのことを申込みから利用までの流れをざっくり表すとこうなります。
-
まず、申し込みフォームへ入力します
-
入力が終わってオリックス銀行側で受付けが行われると受付完了メールが届くのですが、メール内の「Eメールアドレス確認用URL」をクリックし受信確認をする必要があります
-
ここから審査が開始され、本人確認と申し込み内容確認の電話が自宅などにあり、それと平行して勤務先に在籍確認が行われます
-
ここまでで仮審査が終了し、この後は必要書類を提出する必要があるのですがそれも結構かんたんで、メールで「必要書類アップロード用URL」が送られてくるのでそこから本人確認書類などの必要書類(※)の画像を送ればいいだけです
※運転免許証などの本人確認書類以外にも、原則、ご利用限度額が50万円超の場合に所得証明書類のご提出が必要です。ただし審査の結果、利用限度額が50万円以下の場合でも所得証明書類の提出をお願いする場合があります
必要書類の確認が終わって最終審査が完了すると、晴れて借入れできるようになります。
カードは後日届くので、カードの到着を待たずに借り入れしたい場合は、振込融資という方法が使えるので万一カードの受取が遅れても大丈夫です。
書類の送受信や最終審査までの全ての手続きまで含めると、即日の借入れというのは現実的ではないので、申込みの当日に借り入れにこだわるニーズには応えられないと考えられます。
ただし、即日にこだわらなければ、ぜにそうとしてはオススメできる銀行カードローンです。
業界最低水準の月々3000円からの返済
借入れ後の返済は、残高スライドリボルビング方式と呼ばれる方法で計算された金額を毎月支払っていくことになります。
残高スライドリボルビング方式がどういう方法なのかというと、「残高スライド」という名前の通り、利用残高に応じた額を支払っていくことになります。
返済金額は返済日の14日前の午前3:00時点の借入残高に応じて決定します。
借入残高と返済額の関係を示したのが下の表です。
借入残高 | 毎月の返済額 |
---|---|
10万円以下 | 3,000円 |
10万円超30万円以下 | 6,000円 |
30万円超50万円以下 | 9,000円 |
50万円超100万円以下 | 15,000円 |
100万円超150万円以下 | 20,000円 |
150万円超200万円以下 | 25,000円 |
200万円超250万円以下 | 30,000円 |
250万円超300万円以下 | 35,000円 |
300万円超400万円以下 | 40,000円 |
400万円超500万円以下 | 50,000円 |
500万円超600万円以下 | 60,000円 |
600万円超 | 70,000円 |
上の表のように、借入残高で返済額はあらかじめ決められているのですが、借入残高10万円以下の場合だと、業界最低水準の月々3000円なので、無理なく返済できるレベルだと思いますね。
ちなみに、お金に余裕がある場合は、決められた返済額とは別に提携ATMから入金することで随時返済もできます。
特に連絡は不要なので、余裕がある場合は勝手に入金してしまって利息を少しでも減らすということができます!
提携ATMでの借入れ・返済が終日無料
オリックス銀行は、店舗も自社ATMも保有していないので、借入れや返済は提携ATMを利用することになるのですが、利便性がムチャクチャいいんです。
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、ゆうちょ銀行、西日本シティ銀行の銀行ATMをはじめ、セブン銀行、E-net、ローソンATM、イオン銀行といった普段、立ち寄ることの多いスポットのATMが使えます。
利用可能な提携金融機関のATM台数は、全国で100,000台以上(2020年3月末現在)になります。
これだけの数のATMが使えるのでまず不便さはないと思いますが、さらにうれしいのが、提携ATMは、借入れも返済も終日無料で使えるということです!
しかも、1000円単位の小回りのきく取引もできるのでハッキリ言って脱帽ものです。長く付き合っていく時のベストパートナーになりそうです。