カードローン審査が不安な人が狙うべき消費者金融【独自分析】

「審査に通りやすいカードローンやキャッシングがあればいいのに」という思いは、程度の差はあってもほとんどの人に共通します。

ただ、業者が審査の中身を開示することはないので中の人以外は知る由もありません。噂レベルでしか聞くことがないですよね。

この記事では、その開示されていないカードローンの審査難易度について、独自分析して考察した結果を紹介します。

根拠もなく人気度やイメージだけで審査が甘いとかゆるいことを訴求するWeb上の記事とは違い、客観的なデータを示すので期待してください。

↓このページの解説動画(4:07)↓

ある方法でわかった審査通過率

ある情報を見ることで審査基準を推測することができる

これは、あまり知られていないのですが、実は、大手の消費者金融は、「ウチの審査通過率は、こんな感じでーす!」と公表しています。

大手になればなるほど、社外に会社の経営状態を情報開示しています。

その目的は主に株主に対して会社のもうけや資産を公開することなのですが、実はその情報の中にキャッシング審査に関する重要データが含まれています。

例えば、こんな感じのデータです。

出典:アコムマンスリーレポート

キャッシング業界では、申込数に対して貸付した割合を新規貸付率と呼んでいるのですが、その情報を公開している大手3社の数字を集計したのが下の表です。

▼新規貸付率
2022年3月期 2023年3月期
アコム 42.1% 39.9%
アイフル 32.9% 31.9%
プロミス 38.8% 40.5%

[出典] アコム:DATABOOKマンスリーレポート2023年3月末「3.ローン事業新規申込数、新客数及び新規貸付率」
アイフル:月次データ2023年3月末「成約率」
プロミス:決算資料2023年3月末「3.営業指標(連結・主要各社)/新規顧客数(無担保ローン)」

比較した結果は、見ての通り3社が拮抗しています。

ただ、2012年からこのデータを追いかけていますが当時からアコムは数字にブレが少なく、3社の中ではアコムがいちばん狙い目の業者だとぜにぞうは思います。

アコムは「はじめてのアコム」というように一社目のカードローンに選ばれることが多いので審査通過率が高いようです。

この数字を見るかぎり、3社の中ではアコムがいちばん狙い目の業者だと分析しています。

新規貸付率の算出基準が異なる可能性がありますが軽視できないデータです。

新規顧客の獲得数からの考察

大手業者の新規顧客獲得数の直近5年を調べてみた結果

業者の審査スタンスを占ううえで、新規貸付率とあわせて「新規顧客の獲得数」のデータも見る必要があります。

なぜなら、いくら新規貸付率が高くても新規顧客の受け入れ数自体が少なかったら、狭き門になってしまうから。

100人しか顧客をとらないA社と、1万人の顧客を受け入れているB社だったらB社を狙いたいですよね。

ということで、大手3社の新規顧客獲得数、つまり年間にどれだけの数の新規顧客を受け入れているかを調べてみました。

その結果が下の図。

▼無担保ローン新規獲得件数
2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期
アコム 242,008 255,080 261,873 179,904 233,453 309,619
アイフル 197,565 199,353 206,155 161,111 210,014 301,183
プロミス 225,000 252,000 260,000 191,000 216,000 305,000

[出典] アコム:DATABOOK2023年3月期「14.ローン事業新規申込数、新客数及び新規貸付率」
アイフル:決算データブック2023年3月末「5.アイフル営業実績」
プロミス:決算資料2023年3月末「5.顧客属性(単体・無担保ローン)」

ここでもアコムが相対的に高い数字を示しています。

2012年からこのデータを追跡していますが、2021年3月期を除くと各年度ともアコムがもっとも多くの顧客を集めていることがわかります。

ちなみに、3社とも2021年3月期に新規獲得数が大きく減少している原因は新型コロナウィルスの影響です。

新規顧客数が年々増加していることがポイント

新規顧客数が安定して増えていることも重要な視点

新規顧客獲得数そのものも重要な要素ですが、その数が毎年増えているかどうかも重要な視点です。

もし、新規顧客が年を追うごとに減っているとしたら、考えられる原因は審査が厳しくなった、受け入れ定員を絞った、不人気になったのいずれか。いずれにしても良い状態ではないから申し込みをちゅうちょするよね。

でも年々増えているのであれば、その逆のことが言えるから安心材料です。

その視点でもアコムは右肩上がり。新規貸付率と新規顧客増の両輪がそろっているのがアコムの姿だといえます。

審査が急に緩くなることなんてありえないと思うかもしれませんが、金融業界というのは新規のお客をどんどんとる時期と、逆に間口をせばめて審査を厳しくする時期の波があります。元貸金業者マンのぜにそうも現職時代はそういう状況でした。

普通なら申し込む人が増えると結果として新規顧客数は増えますが、現実は貸金業法の総量規制の影響で、申し込み件数は業界全体として伸びていません。

そういった中で新規獲得数が伸びているこの3社は、一緒の船に乗りたい相手になります。

新規顧客の年収別データからわかること

新規契約者の年収別分布から見えてくること

ここまで新規貸付率と新規顧客獲得数をみてきましたが、実はもうひとつ重要な要素があります。

もしかしたら、この要素が審査難易度を占ううえでいちばん納得感を得られるかもしれません。

どんな要素なのかというと、新規顧客の年収別構成比のデータ。

つまり、新規に融資を受けた人がどんな年収分布になっているのかがわかるデータで、このデータの低収入層が占める割合を見ればある程度占うことができます。

ということで、調べてみた結果が下の表です。

▼新規顧客の年収別件数構成比[消費者向け無担保ローン] (2023年3月)
年収200万円以下 年収200~299万円 年収500万円以下
アコム 26.5% 非公表 90.1%
プロミス 19.6% 24.6% 86.8%
アイフル 非公表 非公表 非公表

[出典]アコム:DATA BOOK 2023年3月期決算「22. 顧客年収別件数構成比 [消費者向け無担保ローン]
プロミス:2023年3月期決算資料「5.顧客属性(単体・無担保ローン)、年収別」
アイフルは年収別の顧客データ公表なし

非公表の部分があるので断定はできませんが、把握できる数字をみる限り年収200万円以下の構成比はアコムが他社を上回っています。

このデータを見せつけられると、収入を不安に思っている人にとってはアコムの魅力度が高まると思います。

総合評価で推奨する業者

根拠のない売り文句ではなく分析結果に基づく柔軟審査の業者を紹介しています

総合的に評価すると、3社の中ではアコムがいちばん推奨に値するカードローンなのが結論。

やはり新規貸付率、新規顧客獲得数、そして新規顧客の年収分布、どれをとってもアコムが優勢なのが根拠です。

比較したプロミス、アイフルも決して悪いわけではありません。アコムと肩を並べるレベルですからね。

3社とも上場企業で安心してつきあっていける業者だから、分析したデータに相性や各社のサービス・スペックの違いを加味し、自分に合ったカードローンを選べばよいと思います。

ぜにぞうの一押しはアコム


ここまでの説明をもとに、ぜにぞうが消費者金融で一押しなのが、三菱UFJフィナンシャル・グループのアコムです。

審査時間は最短20分、融資までの時間も最短20分という圧巻の速さで、企業努力が背景にあるのかもとぜにぞうは思っています(※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます)

Pay-easy(ペイジー)を利用することでインターネットから土日祝日を含む365日24時間、振込手数料無料で返済することができるなど利便性でも穴のない業者です。30日間無利息サービスも嬉しい特典です!

アコムは年収200万円以下の(ちょっと言葉は悪いですが)低所得者にもおすすめできると言えるデータがあります。詳しくは「アルバイトやパートの人にアコムをオススメする理由」のページで解説しています。

アコムの詳細ページはこちら>>

アイフルについて


アイフルはアコムに肩を並べるデータを示しており、積極的に顧客を取り込んでいる業者だとぜにぞうは分析しています。

最大30日間無利息など利用者にとってうれしいサービスを提供してくれるのも魅力です。

アイフルが発行する女性向け商品に「SuLaLi(スラリ)」があります。

最大の特徴がローンカードには見えない洗練されたデザインです。2種類から選べますが、カード表面には社名やロゴは記載していないのでムチャクチャおしゃれです。

限度額が10万円と少々低いので、少額利用の女性にぴったりです。(増額申請も可能)

アイフルの詳細ページはこちら>>

プロミスについて

最短1時間
プロミスは、会社が公表しているデータでは、新規顧客の約45%が年収300万円以下なので、年収の少ない層にやさしい業者だと言えます。

SMBCグループの一員であるSMBCコンシューマーファイナンスのブランドで知名度が高く、信頼性の高い業者です。

メールアドレス登録とWeb明細利用の登録で、30日間無利息でキャッシングを利用できる(※)ので少しでも安い利息で借りたいという人にはピッタリです!(※詳しくはプロミス公式サイトをご確認ください)

他社にないプロミスの強みが金利の低さ。消費者金融の標準金利18%に対して、プロミスの上限金利は17.8%なので、0.2%分だけ確実に他業者よりも低いです。

たかが0.2%と思うかもしれませんが、長くつきあうほど、そして高額になるほどその経済的メリットは大きいです!

プロミスの詳細ページはこちら>>

銀行カードローンで選ぶなら

このページでは大手消費者金融にスポットをあてましたが、もし銀行カードローンで審査が柔軟な候補はないの?ということなら以下ページが参考になると思います。

メガバンクのステイタスを持ちながら、本来の厳しい審査基準が適用されない特殊事情があるカードローンです。