「アコムから借りたら人生終わり?」といった消費者金融に対する不安をYahoo!知恵袋で質問しても、明確な回答に出会えないことが少なくありません。
というか「それめちゃくちゃやばい」とか「絶対にやめなさい」のように他人事としてピシャッとひと言で切り捨てられる回答も多く、不安解消どころかモヤモヤが増してしまうことすらあります。
そこで金融の国家資格者である私ぜにぞうが、知恵袋に寄せられる「アコムから借りたら人生終わり?」に関連する質問に対して、真相はどうなのか?なぜそう言えるのか?やばいとしたらどの程度なのか?といった本当に知りたいところを深掘りして答えます。
金融のプロであると同時に、プロフィールの通りキャッシング・ローンの常習者だった人間として、「アコムから借りたら終わり」という深層心理に寄り添って解説します。
知恵袋の足らない部分を全力で補いますので、元の回答とぜにぞうの回答を合わせて読むことで知りたいことがおおむね分かると思います。
アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループに属する大手消費者金融。
1社目のカードローンに選ばれることが多いので審査通過率が高いのが推奨ポイント。ぜにぞうがアコムの決算資料や営業成績データを徹底分析した結果、その結論を導き出すことができました。
↓このページの解説動画(7:10)↓
知恵袋の質問を深掘りして答えます
「消費者金融のアコムから借りたら人生終わり?」と不安がる人の質問をYahoo!知恵袋からピックアップし、それに対してひとつずつ丁寧に回答します。
※各引用文の後にある青色リンク「Yahoo!知恵袋」をクリックすると知恵袋のQ&Aページに飛びます
「アコムで借りたら人生終わり」は飛躍しすぎ
さっそくこちらの質問から。
消費者金融(アコム)で借りたら人生終わりますか?
Yahoo!知恵袋
アコムに限らず消費者金融でお金を借りて人生を狂わせてしまう人がいるのは事実。でも、はっきり言って「人生が終わり」になるかどうかは借りる人次第です。
消費者金融の存在自体を「悪」だという意見もありますが、助けられる人が大多数だということを忘れてはいけません。なんでもそうですが、「道具」が悪いのではなく結局はそれを使う側の問題です。
ではなぜ「アコムで借りたら人生終わり」と言われるのか?そこには消費者金融に対する間違った先入観が悪さを働いていて、以下のような事実を直視していないからです。
- サラ金や闇金のイメージを引きずっている
- 高金利は消費者金融の特徴ではない
- 返済が終わらない原因は使い方にある
- やばい取り立ての恐ろしさは遠い昔のこと
サラ金や闇金のイメージを引きずっている
実は「サラ金」という呼び名に染みついた過去の悪いイメージが「アコムで借りたら人生終わり」と言わせています。
サラ金はサラリーマン金融の略語で、主にサラリーマンを対象にしていたことから1970年代まで使われていた呼び名です。
この頃は今ほど法律が厳しくなく、業者による強引な貸付や取り立て、借金苦による自殺や家庭崩壊などが社会問題化し「サラ金地獄」と呼ばれていたんですね。
そんなサラ金の悪いイメージを振り払うために、貸金業界が1980年代に「消費者金融」という表現を使い始めて今に至っています。
なのでサラ金は本来であれば死語ですが、現在でも消費者金融をサラ金とさげすんで呼ばれることがあります。
そんなことから今やクリーンな消費者金融業界であるのに、ネガティブなイメージをすり込まれていると言ってよいです。
さらに「サラ金」=「闇金」という勘違いがネガティブイメージを強化させてしまっています。
1970年当時の荒れた業界とは違い、今では消費者金融の社会的信用度は高いです。アコムが三菱UFJフィナンシャル・グループの一員であることからもよく分かると思います。
大手から中小まで消費者金融は貸金業法によって厳しく規制を受けているので、これほど消費者保護が徹底されている業界はないといっても良いくらいです。
「カードローンに手を出すな」などと頭ごなしにいう人もいますが、ちょっと違います。
利用者は返済能力を超える過剰貸付や強引な取り立てから法的に守られていることを考えると、「カードローン=人生を狂わすもの」という認識は正しくありません。
「人生終わりになるかどうかは使う人次第」というのがぜにぞうの持論です。
高金利は消費者金融の特徴ではない
「消費者金融は高金利だから、骨の髄まで利息を吸いとられて終わり」みたいな言われ方もしますが、これにも誤解があります。
確かに金利は高いかもしれません。ただ比較の問題です。年1%前後の住宅ローンや年5%前後のマイカーローンと比べれば、そりゃ消費者金融の金利は高いです。
なんといっても消費者金融の標準金利は年18%です。金利が低いといわれる銀行カードローンであっても年14%台です。
でもですね、消費者金融の金利が飛びぬけて高金利ではないことは身の回りを冷静に見ればわかります。クレジットカードのキャッシング金利も年18%です。ショッピング代金のリボ払い金利も同程度です。
つまり、消費者を対象とした無担保の金融商品の金利はどんぐりの背比べでほとんど違いがないわけです。なのに、ことさらアコムなどの消費者金融は高金利だというイメージを刷り込まれています。完全にイメージの影響です。
クレジットカードは健全で、消費者金融は不健全というのはおかしな話ですよね。同じ金利18%なのに。
住宅ローンやマイカーローンなどは担保があり、目的が明確だから低金利にできるだけのこと。無担保で無目的の消費者向けローンを同じ土俵で比べることがそもそも間違っています。
返済が終わらない原因は使い方にある
「一度お金を借りたら、いつまでたっても完済できない。だから借りたら人生終わり」みたいなことも言われますが、これは使い方に原因があります。
返済が進まないうちに追加借入れしたら、残高が増える一方なのでなかなか完済しないのは子供でもわかります。
借りない方がよいことはわかっているけど、利用可能枠が空いていれば借りてしまうのが人間の弱いところです。臨時収入が入ったときにいつもは買わないモノを買ってしまうのと同じです。
知恵袋でもこんな質問が多いです。
1万円借りたら最後、限度の50万円まで借りちゃいますよね?
Yahoo!知恵袋
確かに借りやすく返済しやすい設計になっているので、借りすぎてしまう誘惑はありますね。なんといっても毎月の返済額は数千円程度におさえられていますから。
毎月の返済額は限度額(極度額ともいう)や借入残高に応じて決められているのが一般的で、例えばアコムなら以下のようになっています。
契約極度額 | 一定の割合 |
---|---|
30万円以下の場合 | 借入金額の4.2%以上 |
30万円超、100万円以下の場合 | 借入金額の3.0%以上 |
100万円超の場合 | 借入金額の3.0%以上 借入金額の2.5%以上 借入金額の2.0%以上 借入金額の1.5%以上 |
例えば、契約極度額が50万円で10万円の借入をした場合、「10万円×3.0%」で3,000円(元利)が毎月の返済額になります。
月々3,000円なら楽勝と感じてしまうのが怖いところですが、返済額が低くおさえられている関係で、残高が減るスピードよりも増えるスピードの方が勝ることが起きてしまうわけですね。
しかも、この3,000円は「元金+利息」で構成されているので、元金が3,000円減るわけではないところも返済が長期化する要因なんです。
返済を長期化させない方法を教科書的に言うと「返済するまで追加借入れはやめましょう」になりますが、現実はそううまくはいきません。
裏技的な対策はないので、
- 限度額を背伸びして高く設定しない
- 返済額の初期設定額は低いので無理のない範囲で増額する
- 余裕ができたらスポットで多めに返済する
につきます。
やばい取り立ての恐ろしさは遠い昔のこと
延滞するとテレビドラマや映画に登場するような怖いお兄さんたちが複数で取り立てに来るイメージがあるかもせれません。
もしそうだとすると「人生詰んだ」という状況になってしまいそうですが、これもまた1970年代までのことです。
現在は取り立て行為に対する規制が強化されていて、暴力団員を関与させることはできません。
- 貸金業者は、暴力団員等をその業務に従事させたり、その業務の補助者として使用してはいけない
- 貸金業者は暴力団員等に債権を譲渡してはならない
と法律で明文化されています。
それだけではなく、人を威迫したり、人の私生活や業務の平穏を害するような言動も禁止されています(破れば罰則があります)。具体的にはこうです。
- 正当な理由なく午後9時から午前8時に取り立てすること
- 正当な理由なく勤務先など居宅以外の場所に電話や訪問を行うこと
- 家族など第三者に対し返済を要求すること
- 債務者宅等を訪問した場合、債務者から退去してほしい旨の意思を示されたにもかかわらず居座ること
- 債務者の借入れに関する事実を債務者以外の者に明かすこと
このように定められているので、強引な取立てにあうことはなく、怖い取り立ては存在しません。あるとしたら違法な闇金融業者だけです。
延滞すれば督促のはがきや電話などが来ますが、逃げ回ったりせずまじめに対応すれば恐れることはありません。
「住宅ローン組めなくなる」は大きな誤解
次に取りあげる質問はこちら。
アコムなどでお金を借りると将来、住宅ローンなどを組めなくなると聞きましたが本当ですか?
Yahoo!知恵袋
結論として「アコムで借入れがある人=住宅ローンを組めない人」ということにはなりません。
お金の貸し借りをする場合、業者は審査の際に必ず信用情報機関に申込者の信用情報を問い合わせます。いつ、どこから、いくら借りているか?そして返済事故がないかどうかをチェックするためで、それは住宅ローンも同じです。
そのことから「アコムで借りたら住宅ローン審査に落ちる」と心配になるわけですが、それは取り越し苦労であって、借入先が消費者金融であること自体が問題ではないんです。
返済能力を判断するためにチェックするのは他社にどれくらい借金を抱えているのか、その金額であって、借入先がどこの会社かが重要なわけではありません。
借入先が消費者金融であろうが、クレジットカード会社であろうが、信販会社であろうが、はたまた銀行であろうが100万円借りていたら債務は同じ100万円です。同じ価値です。
消費者金融の100万円が他と比べて質が悪いとか、割増しされて120万円の借金に変異するみたいなことはないですよね。100万円は100万円です。
繰り返しますが「住宅ローンを組めなくなる」というのは、アコムなど消費者金融に対するゆがんだ見方です。
それでもどうしても心配なら、消費者金融を完済したあとに住宅ローンを利用すればよい話です。
「借入履歴があるだけで信用に傷がつく」は間違い
続いてこちらの質問。
アコムやプロミスから借入の履歴があるだけで信用に傷がつくと知恵袋の回答で見たことがあるのですが、これって本当ですか?
Yahoo!知恵袋
この質問も偏見と言わざるをえません。
借金すると信用情報機関に利用履歴が登録されるので、信用に傷がつくと思われがちですが、それ自体は傷ではありません。
傷になるのは長期延滞して「事故情報」として登録される場合のこと。約束通り返済している限りでは信用に傷はつきません。
むしろ履歴がまったく存在しないまっさらな状態の人を業者は警戒します。なぜなら「利用履歴がない=過去に返済という経験がない」ことから「本当に返済してくれる人?」と不安を覚えるからです。
もしあなたがルーキーの医者からはじめて診察を受ける患者になったとしたら不安ですよね。それと同じ理屈です。利用履歴は適度にあった方がいいんです。
「カードローンを作るだけで信用情報に傷がつく」というウワサもありますが、恐怖心をあおるだけの間違いです。
ましてやアコムに借りただけで、いわゆるブラックリストに載るなどというのは妄想で、言葉遊びでしかありません。
信用面に関して覚えておくべきことは、借入件数や借入残高が多くなると多重債務者として見られて信用度を下げることがあることです。
返済の遅れは信用に傷!
返済の遅れに関する質問も多いですね。
アコムなどの消費者金融で返済遅れたら最初はメールや電話ありますよね?電話にも出ずメールも無視し続けたら次はどうなりますか?
Yahoo!知恵袋
信用に傷がつくのは、ズバリ「延滞」です。ある意味、この延滞さえしなければ信用面を気にする必要はありません。
ただこの延滞にもレベルが2つあります。仮にレベル1とレベル2があるとしましょう。レベル2になるとやばいです。
延滞すると督促のハガキが届いたり、入金を催促する電話が来たりします。これにちゃんと対応して数日遅れて入金できるレベル1であれは、信用面の傷は気にしなくて大丈夫です。
もちろんだからといって、頻繁に延滞したら話は変わってきますが。
問題になるのは業者からの督促を無視して逃げ回る、もしくは無視はしなくてもお金を用意できない場合です。この状態がレベル2です。
このレベル2の状態は当初の返済日から1ヶ月たっても払えないことがほとんどで、そうしているうちに次の返済期日がやってきます。当然それも延滞しますよね。つまり2ヶ月連続で延滞する事態になるわけです。
これがやばいことなんです。なぜなら信用情報機関に延滞の情報が登録されてしまうから。
レベル1の延滞情報は業者の社内に留まりますが、レベル2になって延滞期間が61日以上になると業者から信用情報機関にその情報が渡される運用になっています。
信用情報機関に渡されると、加盟するすべての業者に延滞の事実が筒抜けになってしまいます。
加盟業者は審査で必ずこの情報をキャッチします。直近で2ヶ月もの期間、未入金になっている人と新たな信用取引をするお人好しの業者はいないのは明らかで、致命傷になるわけです。
しかも仮に完済しても延滞などの事故記録は5年間(場合によっては10年間)信用情報機関から消えません。
そうなってしまったら、長期にわたりクレジットカード、住宅ローン、携帯電話代の分割払いまで、信用を前提とする取引から完全にはじかれてしまいます。「致命傷」と言った意味をわかっていただけると思います。
借りた翌月に一気に返済することも可能
借りてすぐ返済して手を切りたい人の質問です。
アコムで例えば5万円を借りたとしてその次の月に一気に返済した場合もうその時点で返済は終わりですよね?それとも何か毎月この金額しか入れたらダメみたいなのとかあるんですか?
Yahoo!知恵袋
本心はアコムで借りたくなかったので、借りてすぐ返済し早々に手を切りたい人の心理ですが、これも可能です。
すでに説明したように毎月の返済額は分割でその金額は少額におさえられています。でも一括返済は任意なので翌月などに一気に返して完済することができます。
ただ注意点は翌月に繰上げ返済しても、もう一回だけ返済が残ってしまうこと。初回借入日から繰上げ返済までの日数分の利息です。
その利息も含めて1回ですべて終わらせるには、事前にアコムに連絡して利息を計算してもらいます。その利息も含めて合算で返済することで完済します。
この場合、ひとつ嬉しい話があって、アコムは30日間無利息サービスがあります。これを使えば借入れ後30日以内であれば利息がゼロになります。
30日を過ぎると過ぎた日数分の利息がつきますが、微々たる金額です。1回だけ使ってすぐ返済し関係を断ちたい人にとっては嬉しすぎるサービスです。
完済後のしつこいセールスはない
返済が終わったあとにしつこいセールスがないか?といった不安も多いですね。
アコムでお借りして返済し終わってから一切使っていないのですが急に電話がかかってきていました。
Yahoo!知恵袋
上記はアコムから借りることに罪悪感や恐怖心を持っている人が抱く不安ですが、完済後はしつこいセールスはありません。
「契約しているんだから、使ってもらわないと困る」みたいな押し売りや脅迫はないので安心です。
ただ、完済したあとにアコムから連絡が入る可能性で考えられるのが、
- 収入証明書類の提出の要請
- カードローン枠増額のお知らせ
です。
カードローンを契約していると3年(もしくは5年)に一度、給与明細などの収入証明書類の提出を求められます。
これは貸金業規制法という法律で、返済能力を超える貸付をしないように顧客の収入状況を定期的に調査することが業者側に義務づけられているからです。残高ゼロでも契約があれば対象になります。
また、消費者金融も商売なので過去の取引ぶりから信用度が高い人に「限度額の増額をしませんか?」とアプローチしてくることがあります。
収入証明書類の提出や増額のアプローチなどいっさい関わりたくない場合は、アコムに連絡して契約の解約を申し出ればOKです。解約料とか違約金といった費用はかかりません。
ぜにぞうのアドバイス!
アコムの借入れを完済した後、もう使わない固い意志がある場合は解約しましょう。
なぜなら借入残高ゼロであっても、他社から見ると利用限度額に相当する金額を借入れていることにみなされるからです。
年収の3分の1を超えて借りることができないルール(総量規制)があり、利用限度額(極度額)に空きがあるといつでも借りられる状態にあることから借入残高にカウントされてしまいます。
アコム以外の金融商品を利用する際の審査で不利になるので、使わないものは解約してスリム化しておきましょう。
アコムで借りたらどんな感じ?
言い表せられない漠然とした不安を持つ人の質問がこちら。
アコムでお金借りた人はいますか?アコムでお金借りたらどんな感じになるのか教えてほしいです。
Yahoo!知恵袋
知恵袋の回答を見ると「どんな感じもなにも借りたら返すだけ」とか「利子の計算ができない人はそもそも借金してはいけません」など不親切すぎて、これでは不安は解消しませんね。
簡単に言えば、クレジットカードなどで買い物した代金の分割払いと同じです。消費者金融だからといって特殊なことはありません。
毎月決められた返済額(すでに説明したように借入残高に応じた少額)を任意の方法(インターネット、アコムATM、提携ATM、振込、口座振替)で払うだけ。
もちろん限度額の範囲内で追加借入れも可能。クレジットカード会社のキャッシングやカードローンと同じです。あえて言えば借り過ぎないでね、と言うくらいのことです。
ここまでアコムに借りる人の深層心理にせまってみましたが、
- 借入金利
- 借りやすさ(借り過ぎ注意)
- 借りたことによる信用への影響
- 信用情報機関に登録される情報
- 信用に傷をつけるケース
などは、消費者金融だからといって特別不利なことは見当たりません。あるのは先入観からくるネガティブイメージです。
「アコムで借りたら終わり?」に関する他のよくある質問
上記で取りあげた知恵袋のQ&A以外で、アコムで借りたら終わりと言われてしまうよくある質問とぜにぞうの回答を載せておきます。
- アコムはサラ金ですか?
- アコムは俗にいうサラ金です。ただし「サラ金」という呼び名は1970年当時の荒れていた業界で使われたサラリーマン金融の略語です。現在では死語であり消費者金融をさげすんで呼ぶ言葉なので、正しくはありません。
- アコムの支払いを1日遅れたらどうなる?
- 約束期日の返済が遅れると、アコムから入金を促す督促ハガキや電話がきます。遅れて入金するとペナルティとして約束期日から入金日までの日数分の遅延損害金(返済金額×年利20%×遅延日数分)を払わないといけません(年利20%はカードローン金利よりも高いです)。入金が1日遅れた程度では信用に傷がつくことは考えにくいです。とにかく1日でも早く入金するのが第一です。
- アコムとかお金返さなかったらどうなる?
- 延滞後の督促ハガキやメール、電話を無視したり、無視しなくても返すお金を用意できないと信用情報に大きなダメージを与えてしまいます。1ヶ月以上遅れると業者側の対応も厳しくなり、61日以上遅れると信用情報機関に事故情報として登録されます。
- アコムから一括返済はできますか?
- 任意で一括繰上げ返済ができます。アコムの毎月の返済額は契約極度額と借入残高に応じて決められていますが、いつでも自由に一括返済が可能です。ただし元金をぜんぶ返済しても利息分の返済が翌月に残ってしまいます。1回で済ませたい場合は、事前にアコムに連絡して利息を計算してもらったうえで合算で返済しましょう。
- アコム借りてすぐ返すことはできますか?
- 決められた返済日まで待たずに任意のタイミングで支払うことができます。早めに返すことが禁止されていたり、アコムに了解をとる必要はありません。なお借りてすぐ返す場合には30日間無利息サービスを使うと、支払う利息をおさえることができてお得です。
- アコムに借りると会社にバレますか?
- カードローン審査では勤務先に在籍確認の電話を伴うのが一般的ですが、アコムは原則実施しません。万一実施が必要となった場合でも本人の同意なく実施しません(公式サイトに明記あり)。勤務先への電話以外には会社にバレる要素はありません。
まとめ
「アコムで借りたら終わり?」とYahoo!知恵袋で調べる人の不安のほとんどは、消費者金融に対する先入観がその原因です。
1970年代に「サラ金地獄」と言われ社会問題化した過去のいまわしい歴史のイメージを引きずっているためです。
現在は消費者保護の法律が整備され怖いものではありません。商品性や信用情報のと関係においてはクレジットカード会社のキャッシング・カードローン、各種分割払いなどと大きな違いはありません。消費者金融を特別視する意味はあまりありません。
疑心暗鬼に陥るのではなく、消費者金融の実態を正しく理解して計画的にアコムを利用すればよいと思います。
以下、消費者金融の実態を理解するためにおさえておきたいポイントを箇条書きにします。
- 「アコムから借りたら人生終わり?」はほとんど先入観。サラ金や闇金の悪いイメージを引きずっていることからくる誤解が根底にある。
- 金利水準や取り立て行為、信用情報へ与える影響などは、消費者金融だからといって特殊なわけではない。
- 「アコムで借入れがある人=住宅ローンを組めない人」ではない。消費者金融がマイナス要因とはいえない。
- アコムの借入履歴があるだけで信用に傷がつくは間違い。傷がつくのは延滞したとき。
- 借りてすぐ返済も可能。決められたスケジュールを前倒しで任意に返済できる。
- 完済後のしつこいセールスはない。完全に手を切りたいならアコムに電話して解約の申し出をしよう。
- 借り過ぎや返済苦を引き起こすのは、道具としてのカードローンが悪だからではなく、道具の使い手次第。